接触が悪くなったので基板上の押しボタンタクトスイッチを交換した(浴室乾燥機)
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浴室乾燥機
浴室乾燥機の「入/切」(運転ボタン)の反応が悪くなってきた。
軽く押しただけでは反応せず長押しでグリグリ押し続けるとやっと反応してくれる。
他のボタン(タイマー設定、運転切替、風量切替)のボタンの反応は良好なので、一番良く使うボタンが経年劣化してしまったのだと思う。
機種はサンデンのBRD-112RS。
湿気が多い所で10年以上使っているので反応が悪くなるのは仕方が無い。
このタイプの押しボタンスイッチで反応が悪くなる事は時々発生する。
今回、基板のボタンスイッチを交換したので同じ様に困っている人の参考になるかと思い、記事に残しておく。
尚、修理はすべて自己責任なので注意して欲しい。
取り外し
まずは中の基板を取り出す為に表面のパネルを外す。
パネルは両サイドがプラスチックの爪で止まっているだけなので簡単に外れる。
表面のパネルを外したら横についているコネクターを外す。
素手ではちょっと外しづらかったので100均のペンチで外した。
基板
基板(BRD MCS-3NE1P)の裏側。
型番号をネットで検索をしたが、とっくに販売は終了していたので新たに購入することが出来ない。
仕方が無いのでボタンスイッチだけを交換することにした。
赤枠の所が入/切ボタンスイッチのハンダ部分で接触が悪い所。
白がその他のボタンで、今のところ反応は良いので交換はしなかった。
5箇所のネジをプラスドライバーで外すと基板だけが取り出せる。
基板の表側、交換前の写真は撮り忘れたので既に交換した後の画像を載せている。
右下にあるのは元々ついていたボタン。
交換手順
押しボタンスイッチ
押しボタンスイッチは1個単位でも購入可能だが割高になってしまうので複数のサイズがセットになっている製品を購入した。
このボタンはタクトスイッチと呼ばれるもので押した時だけオンになり、離すとオフになるタイプのものだ。
今回使用したのは 6 × 6 × 4.3 のサイズ。
ハンダの除去
基板裏面からハンダを除去する。
自分はあまりハンダは得意では無いので万全を期して低融点ハンダ(90度)を混ぜてフラックスオイルをたっぷり塗ってスイッチを外した。
低融点ハンダはヤフオクで購入した。
上手い人(普通の人)ならば、はんだごてだけで簡単にボタンスイッチを外せると思う。
下記のようなルーペにハンダ裏面を上向きにして固定、低融点ハンダをなじませて、4箇所をハンダごてで熱しなから下側からピンセットでスイッチを外した。
ハンダごて
スイッチを外したらはんだ吸い取り線で残ったハンダを除去した。
スイッチの取付
スイッチは取り付ける方向がある。
- 1と2、3と4は常時接続している
- ボタンを押した時だけ1-2と3-4が接続される
基板には下記の方向でハンダ付けした。
後は反対の手順で基板を組み直して修理が終了。
動作確認した所、問題なく動作した。
以上で今回の記事は終了とする。
この記事が何処かで誰かの役に立つことを願っている。
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大変参考になりました。お陰様で我が家のリモコンパネルも無事に復活しました!
参考になったようで何よりです?
お陰様で、スイッチ取り換えでリモコンが正常に動作するようになりました。 有難うございました。
コメントありがとうございます。お役に立てたようで何よりです。