翻訳サービスDeepL Pro(有料版)が日本でのサービスを開始したのでちょっと調べてみた
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DeepL Proについて
先日「DeepLの翻訳が自然で精度が高いとの記事を読んだ」の記事を書いたが一昨日(2020年6月16日)にDeepLの有料版のDeepL Proが日本でのサービスを開始したとのリリース記事を読んだ。
先日の記事でも書いたがDeepLはGoogle翻訳と比較しても遜色ないどころか文章によっては、より自然な翻訳をしてくれるので個人的にはかなり気に入った。
Google翻訳はChromeの右クリックから”日本語に翻訳”でページ全体を翻訳してくれるので今まで通り使っているが、回りくどい表現(技術関連のページに多い)の翻訳をしてくる場合もあるのでその際はDeepLの無料のWEB版にコピペして翻訳をしている。
DeepL Proの無料版との違い
DeepL Proの有償版が現在無料のWEB版とどこが違うのかを調べてみた。
Pro版を使うメリットとしてQ&Aのページに以下のように書いてあった。
- 入力したテキストはいかなる場合も保存されません
- オンライン翻訳を無制限でご利用になれます(DeepL APIプランは対象外です)
- 翻訳後に編集可能な文書翻訳をご利用になれます
- 翻訳支援ツールへDeepL翻訳を組み込めます(AdvancedプランとUltimateプランのみ対象です)
- DeepL APIへアクセスできます(DeepL APIプランのみ対象です)
料金体系は後述するとして、1.は深読みすると無料のWEB版は保存しているという事か。。。
まぁ保存されて困るような文章を翻訳する事は自分は無いのだが仕事で社外秘の文章を翻訳する場合などはPro版を使った方が良いのだろう。
2.の無制限はちょっと意味が分からなかった。
無料のWEB版でも今まで無制限で使っていたのだが、今後は何らかの制限が出てくるとの意味か?
3.もちょっと意味が分からなかった。
WEB版でも翻訳結果をコピペすれば編集する事ができるので特にPro版のメリットには感じられなかった。
Pro版を使うメリットの項に載っていたので無料版のWEB版と比較してPro版が優れている点が載っていると解釈をしていたのだが、もしかしたら1~3に関しては(無料版も含めた)DeepLの他社製品に対するメリットが載っているのかも知れない。
4.はSDL Trados Studio、memoQ、Across Language Server等の翻訳支援ツールにDeepL翻訳をプラグインで追加できるとの事。
上記の翻訳支援ツールを既に使っている人達にはメリットがあるのだと思う。
5.のAPIは自分たちで翻訳アプリを作りたい開発者向けの機能。
上記の他には用語集が作成できる模様。
専門用語が多い職種の人達にとっては用語集は必須の機能なのかも知れない。
料金体系
詳しい料金体系は今後金額が変動することもありうるのでDeepLの料金表のページを参照して欲しい。
大きくは、
- 個人向け
- チーム向け
- 開発者向け(前述のAPI機能)
の3つに分かれており、1(個人)と2(チーム)はそれぞれ、
- Starter(月払い/年払い)
- Advanced(月払い/年払い)
- Ultimate(月払い/年払い)
の3種類(月払い/年払いを加味すると6種類)の料金体系になっていた。
しかし個人向けとチーム向けに分かれている意味は正直良く分からなかった。
チーム向けの場合、ボリュームディスカウントがある訳でもなく、一人あたりの料金も同じだし出来る事も全く同じ様に見える。
Starter、Advanced、Ultimateの違いは毎月翻訳できる文書数の違いと、後はAdvanced以上で翻訳支援ツールにプラグイン追加ができる様になる。
”文章の翻訳”とはMicrosoft WordとPowerPointの文書を元の画像やフォントスタイルはそのままにテキスト部分を翻訳する機能。
パワポで日本語でプレゼン資料を作ってDeepLで翻訳みたいなシーンを想定しているのだと思う。
まとめ
現在の自分は海外の技術関連のWEBページを翻訳して意味を理解する事が主な利用形態なのですぐにPro版を契約する可能性は少ないと思う。
ただDeepLの翻訳は気に入っているのでよりセキュアな文章を翻訳したい際にはDeepL Proを使ってみたいと思っている。
以上で今回の記事は終了とする。
この記事が何処かで誰かの役に立つことを願っている。
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