薪割り機の電源が入らなくなった件
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薪割り機の電源が入らない
ナカトミの油圧式薪割り機(LS-520)の電源が入らなくなった。
正確には電源スイッチは入るのだが直ぐに元に戻ってしまう。
オルタネイトスイッチなので一度ボタンを押し込むと電源ONの状態をキープ、もう一度ボタンを押し込むと電源がOFFになる仕様なのだが、押し込んで電源が入っても直ぐに元に戻ってしまいOFFになってしまう。
これから冬に向けて薪割り機が使えないと斧で割るしか無く、それはかなり辛い作業になる。
油圧の故障だと素人だと修理は難しいけど電源スイッチなら何とかなるのではないかと思い修理してみた時の備忘録。
メーカ名 | 株式会社ナカトミ |
形式 | LS-520(S) |
駆動方式 | 電動油圧式薪割機 |
破砕力 | 4トン |
連続稼働時間 | 30分 |
電源スイッチ | 直ぐに戻ってしまうスイッチがこちら スイッチは一度押し込む毎に、
上記1.と2.を繰り返すオルタネイトスイッチになっている |
中を確認する
まずは状況を確認してみる事にした。
側面のパネルはプラスネジ6本で止まっているだけなので直ぐに外せる。
中に入っていた電源スイッチのカバーが下記の写真。
熱で変形しているがスイッチが戻ってしまう直接の原因ではない可能性もある。
むしろカバーが変形してしまうほど高温になってしまう事の方が問題。
連続稼働時間は30分になっているのと、自分の体力が持たない事もあり「およそ守っていた」とは思うのだがそれでも変形してしまうという事は何か別に問題がある可能性もある。
スイッチの接点がこちら。
特に問題はなさそうだが念の為、磨いていおいた。
恐らく原因はこれ(下記の写真)だと思う。
スイッチのケースとボックスにケーブルが挟まれていたのと、熱と相まって断線している。
また右隣のコネクタも茶色く焦げている。
コネクタはこのままでは使えないので取り外してケーブル同士を直接接続することにした。
- 左黒:右青
- 左白:右赤
- 左緑:右緑
同士を接続する。
ケースを補修する
まずはケースを修復した。
新しくスイッチを購入しても良かったのでモノタロウで探したのだが同サイズの手頃なものが見つからなかったので耐熱パテで修復して断熱・耐熱テープを巻くことにした。
ケーブルの結線
ケーブル類は同型のコネクターが見つからなかったので直接結線した。
スイッチ類の格納
スイッチケースに断熱・耐熱テープを張って格納した。
車のタービン吸込管などに巻きつけて吸気温度の上昇を防止する為の断熱・耐熱テープ。
450度まで耐えられて最大80%断熱できるらしい。
ケーブル類は動作確認後に改めて断熱・耐熱テープを巻くことにした。
動作確認
修理後の動作確認。
電源スイッチオンで確認した所、動作には問題がない模様。
レバーを下げると薪を押し付ける部分が油圧でカッター方向に移動する。
後は連続稼働させたときに問題がない事を願う。
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