リンクのrel属性(nofollow、sposored、ugc)それぞれの役割について調べてみた
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rel属性
リンク挿入時に指定するrel属性について調べてみた時の備忘録。
このブログはWordPressで書いているのだがリンクを挿入する際にnofollowやsponsored等のrel属性を指定する画面が表示される。
例えばnofollowをオンにするとrel=”nofollow”の属性が追加される。
<a href="http://example.com" rel="nofollow">リンク</a>
外部リンクの際に指定するモノと何となくは理解していたのだがそれぞれの属性の詳しい役割についてきちんと理解をしていなかったので調べてみた。
役割
- nofollow
- sposored
- ugc
共に外部リンクの際にオンにする属性でGoogleに外部リンクの関係性を伝えるための役割がある。
そして上記のいずれかの属性が指定されている場合はGoogleのクローラーはリンク先を辿って見に行かない。
つまり上記の3つの属性はGoogleのクローラーに対してリンク先を辿って欲しく無い時に指定する属性となる。
sponsored
バナー広告や有料リンクの際に指定する。
アフィリエイトのリンクの様に金銭の獲得を目的としたリンクにも可能であればsponsoredリンクを指定することを推奨するとあった。
以前はnofollow属性しか無かったのだが2019年頃にsponsoredとugcが追加された模様。
ugc
User Generated Contentの略でユーザが作成したコンテンツの略。
コメントやフォーラム投稿などリンク先がユーザーが作成したコンテンツの場合に指定する属性。
nofollow
上記以外でリンク先と自サイトを関連付けたくない場合やリンク先をクロールさせたくない場合に指定する。
ちょっと古い記事だと「外部リンクは全てnofollowにした方が評価をリンク先に渡さないのでSEO対策になる」の様な事が書いてあるが今はちょっと事情が違う模様。
基本的に自分が保証、信頼できない外部サイトへのリンクにnofollow属性を指定するとあるのだが自分のブログはAWSやラズパイなど技術的な内容が多く、信頼できないサイトへのリンクを貼ることは殆どない。
自分のブログではnofollowを明示的に指定する事は少ないと思う。
ただA8のアフィリエイト広告のリンクはnofollwoがデフォルトだった。
本来であれば前述のsponsoredの方が良いのかも知れない。
新しいタブで開く
上記の3つの属性の他に「新しいタブで開く」をオンにすると、noreferrerとnoopennerのrel属性が内部リンク、外部リンクに関わらず自動的に追加される。
<a href="http://example.com" target="_blank" rel="noreferrer noopener">新しいタブで開く</a>
noopenner
新しいタブを別スレッドで開くオプション。
このオプションを付けないとセキュリティ上の脆弱性があり、リンク先のJavascriptでリンク元が操作できてしまうとの事。
この為、新しいタブ(target=”_blank”)とnoopennerは必ずセットで指定する必要がある。
WordPress(Ver5.5)では自分で編集して消さない限り新しいタブとnoopennerの属性はセットで設定されるので大丈夫。
noreferrer
リンク先に対して自サイトのリンクを渡さないようにする。
リンク先ではこの情報を元にリファラー情報を分析することができる。
Google Analyticsに参照元の情報を表示するレポートがあった事もあり「別に自サイトのリンクを渡しても良いのでは?」とも思ったのだがリンクにユーザID等の情報が含まれている事もあるので外部リンクを新しいタブで開く際にはnoreferrerが基本の様だ。
自分は内部リンクでもあっても「新しいタブで開く」基本にしているのでnoopennerとnoreferrerが自動で付加されてしまう。
内部リンクであれば上記属性を指定する必要は無いようなのだが逆にあっても問題も無いようなのといちいち消すもの面倒なのでそのままにしておこうと思う。
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