Log4jの脆弱性対応でArduino IDEを2.0をインストールしてみた | そう備忘録

Log4jの脆弱性対応でArduino IDEを2.0をインストールしてみた

Arduino IDE

Arduino IDE は内部で Java を使用しており、Log4J の脆弱性の影響を受ける。

今、使っている Arduino IDE は v1.8.13 だが v1.8.19 にバージョンアップをすればとりあえず Log4j の脆弱性は回避できるとの事。

これはこれでバージョンアップを行ったのだが、v1.8.x と v2.0 は同居ができるのでこの機会に Java を使用していない v2.0 もインストールを行ってみた。

注意点

現時点(2021年12月23日)での v2.0 で感じた注意点は以下の通り。

  • メニューが日本語対応していない
  • 旧バージョンは並列でそのまま使える(新規インストールのイメージ)
  • 旧バージョンの環境設定は引き継がれない(File→Preferences からやり直す必要がある)
  • 今まで追加インストールしたライブラリーは使える(認識される)
  • 現時点ではサードパーティ製のプラグインツールはサポートしていない模様(SPIFFS はサポートしていなかった)
  • 当たり前だがユーザインタフェースは変わる

ダウンロード

こちらのページから2.0をダウンロードする。

Win 10 and newer, 64 bits を選択した。

Arduino IDE 2.0

Arduino IDE は無償で機能制限なしに使えるツールなので、自分も今までは無償でありがたく使わせてもらっていた。

無償で使用したい時は「JUST DOWNLOAD」をクリックすると、インストーラーファイルがダウンロードできる。

今回は迅速に Log4j の脆弱性に対応してくれた事と v2.0 の開発者達に敬意を評して寄付をすることにした。

$10 を選択して「CONTRIBUTE & DOWNLOAD」をクリックした。

ダウンロード

寄付は PayPal とカードが選択できる。

“Cover the transaction free of 3% + $0.30, so all of my donation goes to Arduino” にチェックを入れると寄付金に手数料を上乗せされる(10$ まるまるArduino に寄付したい時はチェックを入れる)

ここは太っ腹な所を見せたいという見栄もあってチェックを入れて PayPal で寄付をした。

PayPalで寄付

PayPal で支払いが終わるとお礼ページが表示された。

寄付のお礼ページ

その後、arduino-ide_2.0.0-rc3_Windows_64bit.exe をダウンロードするダイアログボックスが表示されるので、パソコンに保存して実行する。

インストール後

インストール後の起動後の画面は以下の通り。

1.8x とはユーザインタフェースもかなり変わっている。

また前述したが旧バージョンのバージョンアップでは無く、違うアプリとしてインストールされるので旧バージョンで行った環境設定は引き継がれない。

両方を起動して見比べながら同じ設定になるように変更した。

起動画面

また言語は今の所 en(English)しか選択できない。

環境設定

今まで追加したライブラリーは認識しているのでそのままコンパイルしても大丈夫だった。

ただ、見え方はかなり違っていて新しい Window では無く、左に表示される。

後、今までは追加ライブラリを表示するのにかなり時間がかかっていたが表示速度が早くなった気がする。

ライブラリーマネージャー

以上で今回の記事は終了とする。

最後に

この記事が何処かで誰かの役に立つことを願っている。

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souichirou

やった事を忘れない為の備忘録 同じような事をやりたい人の参考になればと思ってブログにしてます。 主にレゴ、AWS(Amazon Web Services)、WordPress、Deep Learning、RaspberryPiに関するブログを書いています。 仕事では工場に協働ロボットの導入や中小企業へのAI/IoT導入のアドバイザーをやっています。 2019年7月にJDLA(一般社団法人 日本デイープラーニング協会)Deep Learning for GENERALに合格しました。 質問は記事一番下にあるコメントかメニュー上部の問い合わせからお願いします。

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