Apache HTTP Server に脆弱性が見つかったので v2.4.52 にバージョンアップした
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Apache HTTP Server
Apache HTTP Server に最大深刻度が High の脆弱性が見つかったので v2.4.52 にバージョンアップをせよ、との記事がでた。
このブログは AWS EC2(Elastic Compute Cloud)に Ubuntu 18.04 と WordPress で運用している。
WEBサーバーは Apache を使っているので影響を受ける事が分かったのでバージョンアップを行うことにした。
先日 Log4j の脆弱性で Arduino IDE の対応をしたばかりだが、続く時は続くので仕方がない。
こちらで 2.4.52 が公開されている。
環境
当方の環境は以下の通り。
Server | AWS(Amazon Web Services) インスタンスタイプ:t2.small |
Server OS | Ubuntu Server 18.04 LTS |
CMS | WordPress 5.8.2 |
Apache | 2.4.29 → 2.4.52 にバージョンアップ |
バージョンアップ手順
現在のバージョンの確認
ターミナルソフトでサーバーにログインして下記のコマンドで現在のバージョンを確認する。
apache2 -v
v2.4.29 がインストールされていた。
インストール可能なバージョンを確認する
リポジトリに登録されているインストール可能なバージョンを確認する。
sudo apt show apache2
既にインストールされている v2.4.29 が表示された。
パッケージリストを更新する
以下のコマンドでリポジトリを追加してパッケージリストを更新する。
sudo add-apt-repository ppa:ondrej/apache2
途中で止まるので Enter を押して処理を続ける。
リポジトリが追加されてパッケージリストが更新された。
再度、確認
もう一度、下記のコマンドでインストール可能なバージョンを確認する。
sudo apt show apache2
今度は v2.4.52 が対象になっていた。
パッケージリストの更新
まずはパッケージリストの更新を行う。
sudo apt-get update
更新された。
apache2のバージョンアップ
以下のコマンドで apache2 のバージョンアップ(インストール)を行う。
sudo apt-get install apache2
続けるかと聞かれるので y を入力する。
インストールされた。
バージョンを確認する
再度、以下のコマンドでバージョンを確認する。
apache2 -v
v2.4.52 にバージョンアップされた。
Apacheの再起動
下記のコマンドで Apache を再起動する。
sudo systemctl restart apache2
確認
念の為、ページが一通り表示されるかどうかを確認した。
尚、本番環境で実行する前に VirtualBox を使って仮想環境を構築して、その環境で事前にテストを行っている。
VirtualBoxについてはこちらの記事を参照して欲しい。
以上で今回の記事は終了する。
この記事が何処かで誰かの役に立つことを願っている。
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