VirtualBoxにUbuntu 18.04 Serverをインストールした(その1)
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VirtualBox
Windows版のOracle VM VirtualBoxに英語版Ubuntu Serve 18.04 LTSをインストールした時の備忘録。
このブログはAWS(Amazon Web Services)のEC2(Elastic Compute Cloud)にWordPress 5.5をインストールして書いている。
WordPressやプラグインのバージョンアップの際にいきなり本番環境のAWSに適用すると思わぬエラーが出ることがあるのでWindows上にVM環境を準備して、まずはVM環境に適用して問題が無いことを確認した上で本番に適用する事が多い。
AWS環境のUbuntu Serverを16.04から18.04にバージョンアップしたのでテスト環境のVirtualBoxもUbuntu 18.04LTS合わせる為に構築した。
尚、Ubuntuを英語版にした理由はAWSのEC2のUbuntuが英語版なので本番と環境を合わせるために英語版にしている。
そもそもServerは日本語を殆ど使わないので英語版でも特に問題は発生していない。
環境
Client | Windows 10 Home Ver 1903 |
VM環境 | Oracle VM VertualBox Ver6.1.12 |
VMにインストールしたOS | Ubuntu Server 18.04LTS(英語版) |
インストール手順
大まかなインストール手順は以下の通り。
- Ubuntuの入手
- VirtualBoxで仮想マシンの作成
- 仮想マシンにUbuntu 18.04のインストール
Ubuntuの入手
こちらのubuntu 18.04.4 LTS(Bionic Beaver)のサイトからServer install imageの64-bit PC (AMD64) server install imageをクリックしてファイル(ubuntu-18.04.4-live-server-amd64.iso)をローカルディスクに保存する。
仮想マシンの作成
新規
Oracle VirtualBoxはこちらのサイトからダウンロードしてインストールした後、Oracle VM VirtualBoxマネージャーを起動して「新規」ボタンをクリックする。
名前欄に”UbuntuServer18.04_64-bit”と入力するとタイプ(Linux)とバージョン(Ubuntu64bit)が自動で設定されるので「次へ」ボタンをクリックする。
メモリーサイズ
メモリーサイズがデフォルトでは1024だったので2048に変更して「次へ」ボタンをクリックする。
ハードディスク
“仮想ハードディスクを作成する”を選択して「作成」ボタンをクリックする。
ハードディスクのファイルタイプはVDI(VirtualBox Disk Image)を選択して「次へ」ボタンをクリックする。
物理ハードディスクにあるストレージは”可変サイズ”を選択して「次へ」ボタンをクリックする。
ファイルの場所とサイズ
ファイルの場所とサイズはデフォルトの10.00GBのままで「作成」ボタンをクリックする。
※前のステップで可変サイズを指定しているので10GBの領域が取られるわけではない。
Ubuntu18.04用の仮想マシン領域が作成された。
指定したフォルダーに仮想マシンのファイルが作成される。
この時点でファイルサイズは2MByte程度である。
Ubuntu18.04のインストール
起動
Oracle VM VirtualBoxマネージャーから先ほど作成した仮想マシンを選択して「起動」ボタンをクリックする。
起動ハードディスクの選択
起動ハードディスク選択で右横のファイルアイコンをクリックする。
下の一覧に表示されているUbuntu16.04.4は以前にインストールしたUbuntuが残っている。
今回は18.04をインストールしたいので「追加」ボタンをクリックする。
先程ダウンロードしたファイル(ubuntu-18.04.4-live-server-amd64.iso)を選択して「開く」ボタンをクリックする。
一覧にUbuntu 18.04.4が表示されるのでクリックして「選択」ボタンをクリックする。
起動ディスクを選択にてUbuntu 18.04.4が選択されているので「起動」ボタンをクリックする。
スケールモード
Ubuntuのインストーラーが起動するので最初に”表示”、”スケールモード”に変更しておく。
スケールモードとはウィンドウのサイズ変更に追随して中の画面のサイズもリサイズするモードのことである。
言語の選択
言語はEnglishを選択してEnter。
キーボードの選択
Keyboard configurationのLayoutでは”Japanse”を選択するとVariantも自動的にJapaneseに変わるのでDoneを選択する。
ネットワークの設定
Network connectionsはデフォルト設定のまま変更せずにDoneを選択する。
プロキシーの設定
Configure proxyのProxy addressは未指定でDoneを選択する。
ファイルシステムの設定
Filesystem setupでUse An Entire Disk And Set Up LVMを選択する。
Choose the disk to install toでデフォルト表示されているディスクを選択してエンターを押す。
File System Sumamryを確認してデフォルト設定のまま特に変更はせずにDoneを選択する。
最終確認をされるのでContinueを選択する。
プロファイル設定
Profile setupにて、
- Your name:フルネーム
- Your server’s name:サーバー名
- Pick a user’s name:ログイン名
- Choose a password:パスワード
- Confirm your password:もう一度パスワード
を入力してDoneを選択する。
OpenSSH
SSH setupではInstall OpenSSH serverをスペースキーで選択してDoneを選択する。
再起動
インストールが終了したのでRebootを選択する。
再起動してログインプロンプトが表示された。
以上で仮想環境の構築とUbuntu18.04 Serverのインストールは終了。
続く
長くなったので一旦終了。
次回の記事はDNSの設定、LAMP環境のインストールやファイルの共有設定、ネットワークアダプタの設定についての記事とする。
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