VirtualBoxにUbuntu 18.04 Serverをインストールした(その3 共有編) | そう備忘録

VirtualBoxにUbuntu 18.04 Serverをインストールした(その3 共有編)

続き

WordPressやプラグインのバージョンアップ前のテスト検証用としてWindowsのOracle VM VirtualBoxにUbuntu Server 18.04.4(英語版)をインストールした記事(その2 LAMP編)の続き。 

前回の記事ではUbuntu18.04にLAMP serverをインストールして初期設定を行った所まで書いた。

今回はWindowsとUbuntu18.04とのフォルダー共有やネットワークアダプターの設定に関する記事とする。

環境

前回も書いたが念の為、VirtualBoxの実行環境を載せておく。

Client

Windows 10 Home Ver 1903

VM環境

Oracle VM VertualBox Ver6.1.12

VMにインストールしたOS

Ubuntu Server 18.04LTS(英語版)

VirtualBoxイメージ図

共有フォルダーの設定

Windows上のファイルをVM環境のUbuntuに送りたい(またはその逆の)時にSSHで接続してファイルの送受信をしても良いのだがWindows上のフォルダーをUbuntuのディレクトリと共有していれば楽にファイルのやり取りが出来る。

ユーティリティのインストール

最初にUbuntu側にVirtualBoxのユーティリティを以下のコマンドでインストールする。

sudo apt-get install virtualbox-guest-utils
VirtualBox guest Utilityのインストール

設定

続いてOracle VM VirtualBox マネージャーを起動して該当のVMシステムを選択して「設定」ボタンをクリックする。

Oracle VM VirtualBox マネージャー 設定

共有フォルダーの追加

左のメニューで共有フォルダーを選択して右上の+(追加)ボタンをクリックする。

共有フォルダーの追加

フォルダーのパスでWindows上の共有したいフォルダーを指定する。

share00という名前のフォルダーを指定したのでフォルダー名は自動的に同名で設定された。

永続化するにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックする。

共有フォルダーの指定

先程の画面の一覧に指定した共有フォルダーが追加されるので「OK」ボタンをクリックする。

共有フォルダーが追加された

共有ディレクトリの作成

再びubuntuに戻ってターミナルからホームディレクトリ配下に共有用のディレクトリの作成を行う。

cd ~/
mkdir share00

起動プロファイルに設定

ログイン時に自動的に共有して欲しいのでプロファイルにコマンドを追加する。

sudo vim .profile

最下行に以下のコマンドを追加して保存する。

sudo mount.vboxsf share00 ~/share00
プロファイルに追加する

一度shutdownしてログインをし直すとUbuntu上のshare00ディレクトリとWindows上のshare00フォルダーが同期している。

ネットワーク設定

前回の記事でLAMP serverをインストールしたのでUbuntuではapacheが動いている。

UbuntuのWEBサーバーにWindowsから接続するためにVirtualBoxにネットワークの設定を行う。

ネットワークアダプター

Oracle VM VirtualBoxマネージャーで該当VMシステムを選択して「設定」ボタンをクリックする。

ネットワークの設定

アダプター1

左のメニューでネットワークを選択してアダプター1のタブで割当でNATを選択して「ポートフォワーディング」のボタンをクリックする。

VirtualBoxでは最大4つのアダプターを設定する事ができる。

ネットワーク設定

ポートフォワーディング

右上の+(追加)ボタンをクリックする。

追加

以下のhttpとsshのポートフォワーディングの設定を行う。

httpの設定

名前:ubsrv http(適当)

プロトコル:TCP

ホストポート:8880(WindowsからVM上のubuntuに接続するポート番号)

ゲストポート:80(ubuntu側のポート番号)

sshの設定

名前:ubsrv ssh(適当)

プロトコル:TCP

ホストポート:2222(WindowsからVM上のubuntuに接続するポート番号)

ゲストポート:22(ubuntu側のポート番号)

ここでホストとはWindows、ゲストとはVM環境下のUbuntuの事を指している。

ポートフォワーディングとは特定のポート宛に届いたパケットを変換して転送する機能の事でホストからのポート番号8880のパケットをゲストでは80(httpのポート番号)に変換して受け取るという設定をしている。

「OK」ボタンをクリックして保存する。

ポートフォワーディングルールの設定

接続テスト

Windowsからブラウザで8880のポートを指定して、http://localhost:8880/で接続してみる。

下記のApacheのデフォルトページが表示されればOK。

接続テスト

以上で今回の記事は終了する。

souichirou

やった事を忘れない為の備忘録 同じような事をやりたい人の参考になればと思ってブログにしてます。 主にレゴ、AWS(Amazon Web Services)、WordPress、Deep Learning、RaspberryPiに関するブログを書いています。 仕事では工場に協働ロボットの導入や中小企業へのAI/IoT導入のアドバイザーをやっています。 2019年7月にJDLA(一般社団法人 日本デイープラーニング協会)Deep Learning for GENERALに合格しました。 質問は記事一番下にあるコメントかメニュー上部の問い合わせからお願いします。

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