VirtualBoxにUbuntu 18.04 Serverをインストールした(その2 LAMP編)
Contents
続き
WordPressやプラグインのバージョンアップ前のテスト検証用にWindowsのOracle VM VirtualBoxにUbuntu Server 18.04.4(英語版)をインストールした記事の続き。
前回の記事ではVM環境を用意して、
- Ubuntuの入手
- VirtualBoxで仮想マシンの作成
- 仮想マシンにUbuntu 18.04のインストール
の順番でOSのインストールまでを行った。
今回はDNSの設定やLAMP環境のインストールに関する記事とする。
Windowsとのファイル共有やネットワークアダプターの設定については次回の記事を参考にして欲しい。
環境
前回も書いたが念の為、VirtualBoxを実行環境を載せておく。
Client | Windows 10 Home Ver 1903 |
VM環境 | Oracle VM VertualBox Ver6.1.12 |
VMにインストールしたOS | Ubuntu Server 18.04LTS(英語版) |
DNSの設定
ログイン後、早速パッケージ類のアップデートを行おうと、
sudo apt-get update
を行ったのだがTemporary failure resolvingでエラーになってしまった。
どうやら名前解決が出来ていない様子なので/etc/systemd/resolved.confにDNSの記述を追加することにした。
※当初/etc/resolved.confに記述したら再起動の度に上書きされてしまった。
vi /etc/systemd/resolved.conf
[Resolve]セクションにDNSの指定を行い、再起動して設定が生きていることを確認した。
8.8.8.8はGoogleが運営するGoogle Public DNSのアドレス。
[Resolve]
DNS=8.8.8.8
パッケージ類のアップデート
DNSが有効になったので以下のコマンドでパッケージ類のアップデートを行った。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
LAMP環境の構築
次にこのブログと同環境のLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP(Perl、Python)で構成される環境)にしたいのだが1個づつインストールするよりもまとめて行いたいのでtaskselをインストールした後、taskselからLAMP Serverをインストールする。
taskselのインストール
以下のコマンドでtaskselをインストールする。
sudo apt-get install tasksel
LAMPのインストール
taskselを起動する。
sudo tasksel
スペースキーでLAMP serverを選択してタブキーで移動して”OK”を選択してエンターキー。
以前は確かインストールの途中でMySQLのルートのパスワードを設定したのだが、今回は聞かれずにインストールが終了した。
MySQLのセキュリティ設定
別途、以下のコマンドでMySQLのセキュリティ設定を行う。
sudo mysql_secure_installation
パスワードポリシー
最初にパスワードのポリシーを聞かれる。
- LOW(0):8文字
- MEDIUM(1):8文字、数字、大文字小文字、特殊文字を混ぜる
- STRONG(2):8文字、数字、大文字小文字、特殊文字、辞書に載っていない単語
ローカルのVM環境でセキュリティ要件は低いのでLOWの0を指定した。
パスワードを2回聞かれるので入力する。
パスワードの確認
入力したパスワードで良ければyを入力する。
anonymousユーザの削除
匿名ユーザを削除するかどうか。
yを入力した。
リモートルートログイン
リモート(ローカル以外)からのrootでのログイン禁止するかどうか。
yを入力した。
testデータベスの削除
デフォルトのtestという名前のデータベースを削除するかどうか。
yを入力した。
権限テーブル
権限テーブルを再読み込みするかどうか。
yを入力した。
以上でMySQLのセキュリティ設定は終了。
rootでログインをしてみてstatusコマンドで確認をしてみた。
続く
以上でLAMP Serverのインストールに関する記事は終了する。
次回はWindowsとVM環境のUbuntuとのファイル共有の設定とネットワークの設定に関する記事とする。
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