AWS リージョンの変更 | そう備忘録

AWS リージョンの変更

AWSリージョンの変更

このブログはAWS(Amazon Web Services)のサービスのひとつであるAmazon EC2(Elastic Compute Cloud )にWordPressをインストールして書いている。

当初はお試し感覚でバージニア州のリージョンを選択した

テキスト中心の記事の時にはバージニア州のリージョンでも充分なパフォーマンスだったが、画像が多い記事の時に何となく読み込みが遅い気がしたのとリージョンの変更も試してみたかったので東京リージョンに変更する事にした。

同じ様な事をしたい人の参考になれば幸いです

AWS リージョンの変更地図

大まかな手順

  1. キーペアの公開鍵のコピー(バージニア州→東京)
  2. スナップショットの作成(バージニア州)
  3. スナップショットのコピー(バージニア州→東京)
  4. スナップショットからイメージの作成(東京)
  5. イメージからインスタンスの作成(東京)
  6. Elastic IPの割当(東京)
  7. DNSの変更(バージニア州のIP→東京のIP)
  8. セキュリティグループの設定

キーペアはリージョン毎に作成されるのでバージニア州で使っていたキーペアを東京でも使用したいのであればコピーをする必要がある。

東京リージョンで別途新しくキーペアを作成するのであれば1.は不要

またElastic IPを割り当てていないのであれば6.~7.は不要。

1.公開鍵のコピー

まず以前にバージニア州のリージョンで作成したキーペア(*.pem)から公開鍵を作成する。

PuTTYgenを起動する。

PuTTYgenの起動

「読込」で*.pemを読み込む

PuTTTYgen ファイルの読み込み

鍵のパスフレーズと確認に最初にバージニア州に入力した時と同じパスワードを入力して「公開鍵の保存」で適当な名前を付けて保存する。

公開鍵の保存

AWSでサービスはEC2、東京リージョンを選択してメニューからキーペアー>キーペアのインポート。

AWS キーペア

「ファイルを選択」で先程保存した公開鍵のファイルを読み込んで「インポート」でインポートは終了。

キーペアがコピーされた。

キーペアのインポート

2.スナップショットの作成

スナップショットを作成する前に余計な更新が入らないようにインスタンスを停止した。

スナップショットはEBS(Elastic Block Store)上のデータを特定のタイミングで取得してS3(Amazon Simple Storage Service)に保存したもの

Amazon EC2 インスタンスの停止

停止を確認後、AWSのメニューからスナップショットー>スナップショットの作成

Amazon EC2 スナップショットの作成

ボリュームをプルダウンから選択して説明に”リージョンの変更”と入力して「スナップショットの作成」ボタンをクリック。

Amazon EC2 スナップショットの作成

作成されると思ったら下記のエラー。どうやら説明に日本語はNGの模様。

Amazon EC2 スナップショットの作成でエラー

あらめて説明を ”Change region” に変更して「スナップショットの作成」。

今度はうまくいった

Amazon EC2 スナップショットの作成・成功

しばらく待つとステータスがcompletedになるのでスナップショットの作成が完了。

Amazon EC2 スナップショットの作成・complete

3.スナップショットのコピー

バージニア州で作成されたスナップショットを東京リージョンへコピーをする。

スナップショットー>アクションー>コピー

Amazon EC2 スナップショットのコピー

送信先リージョンにプルダウンからAsia Pacific(Tokyo)を選択してコピー

送信先リージョンで東京を指定

スナップショットのコピーが開始される。

以後は東京リージョンでの操作になる。

Amazon EC2 スナップショットのコピー開始

リージョンを東京へ変更してメニューからスナップショットを選択するとコピー中のスナップショットが表示される。

しばらく待っているとステータスがPendingからcompletedに変わってコピーが終了する。

8GiBで4~5分だった

Amazon EC2 スナップショット コピー終了

4.スナップショットからイメージの作成

東京へコピーしたスナップショットを元にAMI(Amazon Machine Image)を作成する。

AMIはスナップショットにインスタンスを構成する為の管理情報を加えたもの

AWSのメニューからスナップショットー>アクションー>イメージの作成

スナップショットからAMI(Amazon Machine Image)の作成

名前に適当な名前を入れて仮想化タイプを「ハードウェアアシストの仮想化」を選択して「作成」

EBSスナップショットからイメージを作成

リクエストを受け付けた。

リクエストの受付

AWSのメニューからAMIを選択して状態がavailableになっている事を確認する。

これでイメージの作成までが終了。

AMI Available

5.イメージからインスタンスの作成

AMI(Amazon Machine Image)からインスタンスを作成する。

AWSのメニューからインスタンスー>インスタンスの作成。

Amazon EC2 イメージからインスタンスの作成

マイAMIを選択すると先程作成したAMIが表示されるので「選択」ボタンをクリック。

マイAMIを選択

t2.microが選択されているので「確認と作成」

Amazon EC2 t2.microの選択

セキュリティグループは後で設定するのでとりあえず「作成」

Amazon EC2インスタンスの作成

「既存のキーペアの選択」で先程バージニア州からコピーしたキーペアを選択して「インスタンスの作成」

既存のキーペアの選択

暫く待つとインスタンスが作成される

Amazon EC2 インスタンスの作成

6.Elastic IPの割当

バージニア州で使っていたElastic IPは東京リージョンでは使えないので新しくアドレスを割り当てる。

AWSのメニューからElastic IPー>新しいアドレスの割当

Amazon EC2 Elastic IPの割当

新しいアドレスが割り当てられた。

新しいIPの割当

発行されたアドレスとインスタンスを関連付ける。

アクションー>アドレスの関連付け

アドレスの関連付け

インスタンス、プライベートIPをプルダウンから選択して「関連付け」

アドレスの関連付け

関連付けられた

関連付けの成功

7.DNSの変更

DNSレコード設定でAレコードの値を東京リージョンのIP Addressに変更する。

新しいIPアドレスが浸透するまでしばらく時間がかかる。

Aレコードの変更

8.セキュリティグループの設定

AWSのメニューからセキュリティグループー>インバウンドー>編集でHTTPとsshなど必要なポートを空ける。

その他

以上でリージョンの変更は終了。

しばらく待って東京リージョンで正常に動くようであればバージニア州リージョンからスナップショット、Elastic IP、インスタンスなどを削除すればリージョン間の移動は終了。

souichirou

やった事を忘れない為の備忘録 同じような事をやりたい人の参考になればと思ってブログにしてます。 主にレゴ、AWS(Amazon Web Services)、WordPress、Deep Learning、RaspberryPiに関するブログを書いています。 仕事では工場に協働ロボットの導入や中小企業へのAI/IoT導入のアドバイザーをやっています。 2019年7月にJDLA(一般社団法人 日本デイープラーニング協会)Deep Learning for GENERALに合格しました。 質問は記事一番下にあるコメントかメニュー上部の問い合わせからお願いします。

おすすめ

質問やコメントや励ましの言葉などを残す

名前、メール、サイト欄は任意です。
またメールアドレスは公開されません。