UbuntuでNTPを設定して時刻を自動で同期する ~Amazon EC2の立ち上げ~
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NTP(Network Time Protocol)の構成
前回の「Ubuntu タイムゾーンの設定」の記事にて Ubuntu Server のタイムゾーンを Asia/Tokyo に設定した。
今回はネットワークを通じて正しい日付、時刻に同期するためのプロトコルであるNTPを構成してサーバーを常に正しい時刻になるように設定する。
まずは以下のコマンドで ntp のインストールを行う。
sudo apt-get -y install ntp
NTPサーバーの設定
/etc/ntp.conf を編集してNTPサーバーの設定を行う。
デフォルトのサーバが指定されていたらコメントアウトして
server ntp.nict.jp
server ntp.nict.jp
server ntp.nict.jp
と3行続けて同じ NTPサーバーを指定する。
精度を上げるために複数指定することが推奨されている。
おそらくだが1行目が何らかの理由でタイムアウトした時に2行目を見に行く仕様になっているのではないかと想像する。
3回接続を試みれば1度ぐらいは接続できるだろう、という仕様なのかも知れない。
sudo vim /etc/ntp.conf
ファイルを保存したら以下のコマンドで ntp をリスタートする
sudo /etc/init.d/ntp restart
ntpサーバーとの接続確認
下記のコマンドでntp サーバーの接続確認を行う。
sudo ntpq -p
左端の印の意味は以下の通り。
* | 現在同期をしているサーバー |
# | 参照同期中だが距離が遠いサーバー |
+ | クロック誤り検査に合格したサーバー |
記録ファイル
ntpの同期の結果は /var/lib/ntp/ntp.drift に記録されている。
ちなみにntpを起動した直後はファイルが無かったけどしばらくして見にいったら作成されていた。
-2.719 と記録されていたので 2.719秒 ズレていたので補正したという意味だと思われる。
次回は「ubuntuにてホスト名の設定」にて Ubuntu Server のホスト名を設定する。
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