AWSでOS、インスタンスタイプの選択、ディスク容量、セキュリティグループの設定まで ~Amazon EC2の立ち上げ~
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OSの選択
前回の「AWSでリージョンを選択してサーバの設置領域(場所)を決める」の記事で EC2 インスタンスのリージョン(領域)を選択した。
今回はサーバーの OS の選択、インスタンスタイプの選択、ディスク容量を決める、セキュリティグループの設定を行う。
OS は Ubuntu Server 16.04 LTS(HVM) 64ビット(Linux)を選択した。
Windows では無く Linux を選択した理由は長時間 WEB サーバーとして運用するに際に、Linux の方が安定しているイメージがあるのと料金が安いからだ。
詳しい料金表はこちらを参照して欲しいのだが、
- 米国東部(バージニア北部)リージョン
- t2-micro(1 CPU、1GB メモリ)
の場合、
- Ubuntu(Linux):0.0116 ドル/時間
- Windows:0.0162 ドル/時間
- Red-Hat Linux:0.1066 ドル/時間
と Ubuntu(Linux)の料金が一番安い。
Linux コマンドを使いこなせるか若干不安はあるものの個人ブログのサーバーなので少しでも料金の安い Ubuntu を選択した。
バージョンの後ろに付いている LTS の意味は Long Time Support(長期サポート版)という意味で、基本的に12.04、14.04、16.04と整数部が偶数で小数点以下が 0.04 のバージョンが LTS版となっている。
すると今度は 18.04 が Long Time Support になると思われる。
Linux ディストリビューション
Linux OS は大きく分けて Red-Hat 系と Debian 系と Slackware 系に分けられる。
Red-Hat 系は商業利用する際に選択される事が多く、有償サポートを求めるのであれば有力な選択肢だ。
ただ今回は個人ブログなので、無償の Debian 系の Ubuntu で良いと判断した。
AWS で一番選択されている OS が Ubuntu との記事を見かけたので、個人利用する際には Ubuntu を選択する人が多いのだと思う。
また自分は電子工作でラズパイ(Raspberry Pi)で遊ぶことがあるのだが、ラズパイの OS は Ubuntuベースなので Debian系のコマンドを多少でも知っているというのも理由の一つだ。
インスタンスのタイプ
続いてインスタンスタイプは t2.micro を選択した。
1CPU、メモリ 1G では足りないイメージがあるが、後からスケールアップできるみたいなのでまずはスモールスタートしようと思い、最小のインスタンスタイプを選択している。
また AWS のアカウントを作成してから最初の1年間は t2.micro が無料利用枠で使えるのもこのインスタンスタイプを選んだ理由だ。
セキュリティグループ
次にインスタンスの詳細が表示されるので「セキュリティグループの編集」をクリックする。
これは EC2 に接続するプロトコル(HTTP や SSHなど)と接続可能なアドレスをフィルタリングする為の設定だ。
「新しいセキュリティグループを作成する」のラジオボタンが選択されてセキュリティグループ名と説明が自動的に入っている。
タイプ SSH の1行だけが初期設定されているが、送信元が 0.0.0.0/0 だと全てのアドレスからインスタンスにアクセスできると怖いことが書いてある。。。
つまり初期設定の状態だと全ての場所から ssh で接続ができる状態だ。
ソースのプルダウンで「マイIP」を選ぶと自動的に自分のパソコン(今、接続している回線)からのIPがセットされる(賢い!)つまりこれで自宅からだけSSHで接続が可能になった。
しかし説明欄に ”自宅” と漢字を入れたら作成の時にエラーになったのでとりあえず英字で書いておく。
ここは英字しか入力できない模様。
その後「確認と作成」ボタンをクリックした。
ちなみにこのセキュリティグループの設定はインスタンスを立ち上げた後でも設定変更が可能なので、とりあえず必要最低限の設定をしておけば良い。
先程の画面に戻るのでストレージはとりあえず 8G にしておく。
足りなければ後から増設する事ができる。
またリソースにタグを付けると色々と分類ができるみたいだが個人で使っている分には不要なので設定しない。
大量のサーバーを管理する場合にはタグを付けて分類をしやすくする為にある機能だ。
「作成」ボタンをクリックする。
今回の記事は以上で終了する。
続いてサーバーに接続する際の認証に使用する秘密鍵、公開鍵を作成する。
次の「AWS EC2に安全に接続する為のキーペアを作成する」記事に続く
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