レゴ・マインドストームに7年ぶりの新作(ロボットキット) | そう備忘録

レゴ・マインドストームに7年ぶりの新作(ロボットキット)

新ロボットキット

レゴ・マインドストームに7年ぶりの新ロボットキット(Robot Inventor)が発売されるとの記事を見た。

自分は教育用レゴマインドストームEV3の基本セットと拡張セットを持っているのだけれども、マインドストームで新作はもうでないのかと諦めていたので新作がでると聞いてとても嬉しい!

2021年1月5日 追記

商品の正式名称はLEGO MINDSTORMS Robot Inventor #51515

現時点で日本では未発売だったが海外のサイトでは既に359.99ドルで販売していた。

LEGO MINDSTORMSのページ

早速本家のページを見てみた。

New LEGO® MINDSTORMS® Robot Inventor lets creators build and bring to life anything they can imagine

robot inventor

lego.comより

概ね以下の様な事が書いてあった。

記事の要約

  • ブラスト、チャーリー、トリッキー、Gelo、MVPの5種類のロボットを組み立てることができる
  • PythonやScratchベースのドラッグアンドドロップでのコーディング
  • 949個の部品
  • 2020年秋に発売予定
  • 価格は359.99ドル(約38,518円 1ドル107円の場合)
  •  アプリケーションはWindows 10、macOS、iOSおよびAndroidタブレット、スマートフォン、および特定のFire OSデバイスで動作する
  • 新しいインテリジェントハブはセンサーやモーターを接続するための6つのポート
  • LED5x5マトリクス、Bluetooth接続、6軸ジャイロ/加速度計、マイクロUSBポート(互換性のあるデバイス接続用)、スピーカー、充填式リチウムイオンバッテリー
  • 8色と反射光と周辺の光の強さを測定できるカラーセンサー
  • 距離センサー
  • プログラム可能なLEDの目とサードパーティ製センサー用の統合6ピンアダプタ
  • 4 xMモーター(薄型設計、絶対位置決め機能)

気になった点

以下気になった、というか興味深い点。

プログラミング環境

PythonやScratchベースのドラッグアンドドロップでのコーディングが可能でWindowsやmac、Androidタブレット、スマートフォンにも対応するとの事だが、今までのレゴマインドストームソフトウェアは使えないのかも知れない。

現在のLabVIEWでのプログラミング環境

現在のLabViewでのプログラミング環境

記事先にはScratchでのプログラミングの写真が載っていた。

Scratchプログラミング

lego.comより

従来のレゴマインドストームソフトウェア(LabVIEW)で作成したプログラムは意外と言っては失礼だが優秀で非常に高速に動作する。

一見、ブロックをドラッグ・アンド・ドロップで貼り付けてコネクター同士を接続してプロパティ値を設定するという初心者向きのインターフェースながら、実行してみるとちょっとしたロジックのループなら十数数ミリ秒単位で1周する。

そのためジャイロボーイのようなミリ秒単位での制御が必要なプログラミングはマインドストームソフトウェアでは動作するのだがインタープリターのPythonで組み直した時には制御が間に合わずに動作しなかったこともあった。

コンパイルして高速に動作するプログラミングが出来ないのはちょっと残念だが、まぁ、ただ、時代の流れ的にはScratchやPythonなのだとは思う。

価格

359.99ドルと載っていたので今日の為替(1ドル107円)で換算して約38,518円と書いたが、そんな中途半端な価格になるとは思えないので39,800円とかになるのではないかと思う。 

日本の正規代理店のアフレル社で扱ってもらえるとありがたいのだが、秋の時点の懐具合次第か。

インテリジェントハブ

下記のロボットの顔の部分が新しいインテリジェントハブだと思う。

インテリジェントハブ

lego.comより

現在のモニターの代わりにLEDになってスッキリしている。

そして今のジャイロセンサーが1軸で別センサーなのに対して6軸のジャイロセンサーがインテリジェントハブに内蔵されている!

内蔵なので取り付け位置の自由度は減ってしまうのかも知れないが6軸なのでかなり細かい制御ができそう。

ロボットの細かい姿勢制御に向いている仕様にしているのだと想像した。

距離センサー

Distance sensorとあるが、超音波センサーか赤外線センサーのどちらかだと思う。

サードパーティのセンサー

サードパーティ製センサー用の統合6ピンアダプタの意味がイマイチ分からなかった。

原文は、

programmable LED ‘eyes’ and an integrated 6-pin adaptor for third-party sensors

lego.comより

サードパーティのセンサーが接続できる仕様なのだろうか。

それならば色々と楽しいことができそうなので楽しみである。

組み立てが出来るロボット

最後に組み立てが出来るロボット5種類が載っていた。

組み立てが出来るロボット5種類

lego.comより

左から、Gelo、MVP、ブラスト、チャーリー、トリッキーだと思う。

以上で今回の記事は終了とする。

最後に

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souichirou

やった事を忘れない為の備忘録 同じような事をやりたい人の参考になればと思ってブログにしてます。 主にレゴ、AWS(Amazon Web Services)、WordPress、Deep Learning、RaspberryPiに関するブログを書いています。 仕事では工場に協働ロボットの導入や中小企業へのAI/IoT導入のアドバイザーをやっています。 2019年7月にJDLA(一般社団法人 日本デイープラーニング協会)Deep Learning for GENERALに合格しました。 質問は記事一番下にあるコメントかメニュー上部の問い合わせからお願いします。

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