RaspberryPi 4(ラズパイ4)を購入したので組み立ててOSの初期設定まで行った。 | そう備忘録

RaspberryPi 4(ラズパイ4)を購入したので組み立ててOSの初期設定まで行った。

RaspberryPi 4

遅まきながらRaspberry Pi 4 Model B(メモリ4GBモデル)のセット品を購入して組み立ててみた。

実は最初に購入したラズパイが不良品でSDカードを全く読み込まず(一瞬LEDが点灯するのだがその後はだんまり)起動が出来なかったので返品交換をしていた。

最初はSDカードに問題があるのかと思いフォーマットし直したり、別のSDカードを試したりと試行錯誤をしたのだが結局ラズパイ本体の不良と判断して返品をさせて貰った。

アマゾンで購入したのでアマゾンギフト券で返金してもらい、最初に購入した店とは異なる店で違うセット品を購入させてもらった。

別に最初の店のセット内容や対応に不満があった訳では無いのだが、ラズパイのケースやヒートシンクの数、ファンの取り付け等違いがあったので”違うのも試してみたかった”という単純な理由で購入先を変更した。

セット内容

セット内容は以下の通り。

RaspberryPi  4 Model Bセット内容
  • 電源コード
  • MicroSDXC Reader
  • MicroHDMI-to-HDMIケーブル×2本
  • 32GB microSDカード(OSプリインストール)
  • ヒートシンク×4つ
  • 冷却ファン(ヒートシンク付き)
  • ビス(冷却ファン固定用×4、基盤をケースに固定用×4)
  • RaspberryPi 4 Model B 4GBメモリー本体
  • 取扱説明書
  • ケース

の内容になっていた。

ラズパイ4の基盤

Raspberry Pi 4 Model Bの基盤は以下の通り。

左手前から反時計回りに、

  • USB Type-C:電源供給用
  • MicroHDMI×2:ディスプレイ出力用(4Kp60)
  • CSI-2カメラコネクタ
  • USB2.0×2
  • USB3.0×2
  • 有線LAN:Gigabit Ethernet
  • 40ピンコネクタ
  • CPU:1.5GHz quad-core ARM Cortex-A72 CPU
  • メモリ:4GBモデル
  • MicroSD Cardスロット:基盤の裏面

セット内容の違い

ヒートシンクと冷却ファン

ちなみに最初に購入したセットとの違いはヒートシンクが3つから4つに増えていた。

最初に購入したセットのヒートシンク3つの場合は取扱説明書によるとCPU、メモリ(コントローラー)、USB3.0の3ヶ所にヒートシンクを取り付けて、冷却ファンをケース内側(ボード側に送風される様)に取り付ける構造になっていた。

つまりCPUはヒートシンク+冷却ファンで冷やす構成の選択のみとなっていた。

ラズパイ4 ヒートシンク取り付け場所

一方、今回購入したセットのヒートシンクは4つあるのだが取り付け説明ビデオによると、CPU、メモリ、PoE、USB3.0の4ヶ所に取り付ける。

ただしCPUに冷却ファンを取り付ける場合はCPU用ヒートシンクは使用せずに冷却ファン(ヒートシンク付き)をCPU上にシールで貼り付けると説明ビデオにはあった(つまりCPU用のヒートシンクは余る)

ラズパイ4の場合は発熱問題もよく聞く話なのでヒートシンク+冷却ファンにする事にした。

下記の写真の形(ヒートシンクのみ)か、

ヒートシンク4つの場合

この形(冷却ファン+ヒートシンク)のどちらかになる。

この場合、上記の写真のCPU用のヒートシンクは余る。

ヒートシンク3つ+冷却ファン

冷却ファンの電源

ちなみに冷却ファンの電源はラズパイのピンの

  • 赤:電源(5.0Vまたは3.3V)
  • 黒:GND

に接続する。

ラズパイ4 冷却ファン用電源ピン

高負荷の処理を行うのであれば5.0Vに接続して、静音を求めるのであれば3.3Vに接続する。

ちなみに3.3Vの方に接続してみた所、夜でもファンの音がほとんど気にならず熱問題さえ無ければ通常時は3.3Vにしておきたいと感じた。

本体ケース

今回購入したセット品のケースの側面にはGPIOの配線を引き出せるように穴が空いていた。

正直、この状態でピンの抜き差しは出来ないので大きなメリットでは無いのだが全く空いていないよりかは便利だと思う。

ラズパイ4用のケース

組み立て&起動

SDカードを差し込んで、ミニキーボードとディスプレイを接続して起動した。

尚、ディスプレイへのHDMIは電源に近い方(HDMI0)を選択している。

組み立て&起動

SDカードにOSがプリインストールされているので後はOSの指示に従って設定をしていけばOK。

  • OSを選択する(Raspbianを選択した)
  • Country、Lanuage、Timezoneを選択する(Japan、Tokyoを選択した)
  • This screen shows a black border around the desktopは未チェック(デスクトップに黒いラインが表示されている時はチェックする)
  • Wi-Fiの設定を行う(2.4GHzが何故かつながらなかったので5.0GHzに接続した)

尚、何らかの理由でプリインストールされているOSを変更やインストールし直したい時はラズベリーパイ財団公式のユーティリティの”Raspberry Pi Imager”が便利なので使ってみて欲しい。

Raspberry Pi Imagerの記事については以前の記事を参照して欲しい。

Wi-Fiの件

Wi-Fiの設定で何故か2.4GHz帯では接続できず5.0GHzで接続した。

公式フォーラムでも同様の問題が挙がっておりHDMI0かHDMI1に繋ぐかの違い、解像度との関連、HDMIケーブルの品質など複数の原因と思われる事象が載っているのだがイマイチはっきりしない。

もう少し試行錯誤して原因が分かったら追記したいと思う。

使い道

今の所、このRaspberryPi 4Bの明確な使い方が決まっているわけではない。

ミニパソコンでは無く、何らかのIoT機器として使おうとは思っているのだがIoT機器にしては高スペックなので温湿度の測定などではスペックが余ってしまう。

機械学習やPoseNetなどを動作させてみたいと思い試行錯誤している。

動画

組み立てからRaspberry Pi Imagerを使ったOSのインストール、初期設定について動画はこちら。

以上で今回の記事は終了とする。

最後に

この記事が何処かで誰かの役に立つことを願っている。

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souichirou

やった事を忘れない為の備忘録 同じような事をやりたい人の参考になればと思ってブログにしてます。 主にレゴ、AWS(Amazon Web Services)、WordPress、Deep Learning、RaspberryPiに関するブログを書いています。 仕事では工場に協働ロボットの導入や中小企業へのAI/IoT導入のアドバイザーをやっています。 2019年7月にJDLA(一般社団法人 日本デイープラーニング協会)Deep Learning for GENERALに合格しました。 質問は記事一番下にあるコメントかメニュー上部の問い合わせからお願いします。

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