Raspberry Pi ImagerでOS(Raspbian)インストール | そう備忘録

Raspberry Pi ImagerでOS(Raspbian)インストール

Raspberry Pi Imager

Raspberry Pi Imager はMicroSDカードへOSをインストールするラズペリーパイ財団の公式ユーティリティ。

以前の記事ではSD Card Formaterでフォーマット後、RaspbianのイメージファイルをダウンロードしてWn32 Disk ImagerでSDカードにコピーをしていたがこのツールを使えばSDカードのフォーマット、OSの選択からSDカードへのコピーまでひとつのソフトでできるので非常に使いやすかった。

早速試してみたので備忘録として記事にしておく。

環境

Raspberry Pi Imagerは以下のWindows環境にインストールした。

OS

Windows10 Home バージョン1903

パソコン

DELL G7 15

インストール

ダウンロード

まずはこちらのページのアクセスしてOSを選択してRaspberry Pi Imagerをダウンロードする。

自分はfor Windowsを選択した。

Raspberry Pi Imager for Windowsのダウンロード

インストール

ダウンロードしたimager.exeを実行してインストーラーを起動する。

インストール画面が表示されるので「Install」ボタンをクリックする。

インストール

インストールが終了したら”Run Raspberry Pi Imager”にチェックをしたまま「Finish」ボタンをクリックするとソフトが起動する。

Finish&起動

ソフトウェアの操作

Raspberry Pi Imagerが起動したら「CHOOSE OS」でOSを選択する。

起動したらOSの選択

OSの選択

OSの選択画面は以下の通り。

尚、このメニューは恐らくだが今後も動的に変更されるのだと思われる。

2021年2月12日現在は、

  1. Raspberry Pi OS(32-bit)
  2. Raspberry Pi OS(other)
  3. LibreELEC
  4. Ubuntu
  5. PetroPie
  6. Recalbox
  7. RISC OS Pi
  8. TLXOS
  9. Mics utility images
  10. Erase
  11. use custom

が選択できる。

OSの選択画面

Raspberry Pi OS(32-bit)

Raspberry Pi OS(32-bit)のインストール。

通常はこれを選択する。

Raspberry Pi OS(other)

  • Raspberry Pi OS Lite(32-bit):軽量版
  • Raspberry Pi OS Full(32-bit):推奨アプリケーションが入ったフルバージョン

Other

2022/06/11 追記
  • Raspberry Pi OS (64-bit)
  • Raspberry Pi OS Lite(64-bit)
  • Raspberry Pi OS(Legacy)
  • Raspberry Pi OS Lite(Legacy)

LibreELEC

LibreELEC(メディアサーバー用に特化したOS)

  • LibreELEC(RPi4)
  • LibreELEC(RPi3/RPi3)
  • LibreELEC(RPi0/RPi1)

LibreELEC

Ubuntu

Ubuntu(Debian系のLinux OS)

  • Ubuntu Desktop 20.10(RPi 4/400)
  • Ubuntu Server 20.10 32-bit(RPi 2/3/4/400)
  • Ubuntu Server 20.10 64-bit(RPi 3/4/400)
  • Ubuntu Server 20.04.4 LTS 32-bit(RPi 2/3/4/400)
  • Ubuntu Server 20.04.4 LTS 64-bit(RPi 3/4/400)
  • Ubuntu Core 18 32-bit(RPi 2/3/4)
  • Ubuntu Core 18 64-bit(RPi 3/4)

Ubuntu

RetroPie

RetroPie(レトロゲームのエミュレーション)

  • RetroPie 4.7.1(RPi 1/Zero)
  • RetroPie 4.7.1(RPi 2/3)
  • RetroPie 4.7.1(RPi 4/400)

PetroPie

Recalbox

Recalbox(RetroPieと同様のレトロゲームのエミュレーション)

  • Recalbox 7.1.1-Reloaded(Pi 4/Pi 400)
  • Recalbox 7.1.1-Reloaded(Pi 3)
  • Recalbox 7.1.1-Reloaded(Pi 2)
  • Recalbox 7.1.1-Reloaded(Pi 0/1/GPI Case)

Recalbox

RISC OS Pi

RISC OS Pi

  • RISC OS 5.28(Zero/1/2/3/4)
  • RISC OS 5.28(Pi400)

RISC OS Pi

TLXOS

TLXOS

  • TLXOS RPi 4.9.3(latest)
  • TLXOS RPi 4.8.1(LTS)
  • TLXOS RPi IoT 4.8.1(LTS)

TLXOS

Mics utility images

ユーティリティは(今の所)ひとつだけあった。

Raspberry Pi 4のブートメモリ(EEPROM)をリカバリーする為のユーティリティと思われる(未検証)

Misc Image Utility

Erase

SDカードをFAT32でフォーマットする(データ消去)

Erase

use custom

自分のコンピューター内のimgファイルを選択してSDカードにコピーする時に使用するのだと思われる(未検証)

OSは一番上のRaspbian(1.1GB)を選択した。

SDカードの選択

CHOOSE SD CARDを選択してプルダウンメニューからSDカードのドライブを選択する。

尚、事前にパソコンにカードリーダーを接続をしてMicroSDカードをさしておく。

自分の場合はIドライブとして認識されたのでI:の32GByteを選択した。

CHOOSE SD CARD

コピー開始

WRITEボタンを押してコピーを開始する。

コピー開始

環境にも依存するとは思うが、自分の環境では約1時間でコピー&Verifyingが終了した。

※インターネット回線速度は20Mbps前後

従来のやり方だとインターネット上のイメージファイルを一旦自分のパソコンにダウンロードしてからSDカードをフォーマットして書き込む(コピー)するのに対して、このユーティリティを使用すればインターネット上の最新のOSファイルを直接SDカードに書き込むので時間の短縮にも繋がっていると感じた。

コピー終了

SDカードで起動

コピー終了後にSDカードをRaspberry Pi 3 B+で起動させてみた所、以下の画面が表示された。

恐らくだがNOOBSではなく、Raspbianのイメージをコピーした時に表示されるOSの初期設定画面と同じだと思われる。

OS起動画面

以上で今回の記事は終了とする。

最後に

この記事が何処かで誰かの役に立つことを願っている。

尚、当記事中の商品へのリンクはAmazonアソシエイトへのリンクが含まれています。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ていますのでご了承ください。

souichirou

やった事を忘れない為の備忘録 同じような事をやりたい人の参考になればと思ってブログにしてます。 主にレゴ、AWS(Amazon Web Services)、WordPress、Deep Learning、RaspberryPiに関するブログを書いています。 仕事では工場に協働ロボットの導入や中小企業へのAI/IoT導入のアドバイザーをやっています。 2019年7月にJDLA(一般社団法人 日本デイープラーニング協会)Deep Learning for GENERALに合格しました。 質問は記事一番下にあるコメントかメニュー上部の問い合わせからお願いします。

おすすめ

質問やコメントや励ましの言葉などを残す

名前、メール、サイト欄は任意です。
またメールアドレスは公開されません。