簡易クーラーの制作 | そう備忘録

簡易クーラーの制作

簡易クーラー

発泡スチロールの保冷箱で簡易的なクーラーを作った時の備忘録。

簡単に作れるのでネットにも同じ様な画像が沢山アップされているが、この記事が誰かの参考になれば幸いです。

簡易クーラーの制作

前提条件

制作に当たっての前提条件は以下の通り

  • 自宅で利用予定なので100v電源は確保されている
  • しかし外出先(車中など)で利用できたら尚良い
  • なるべくローコストで制作したい
  • 簡易的な道具で短時間で組み立てたい
  • なるべく長時間冷却効果を持続させたい

「自宅で使用するのなら自宅用クーラーを使えば」と思われるかも知れないが自宅にはクーラーがついていない。

クーラーが無くても大丈夫なぐらいの冷涼な気候の土地だったのだが、ここ数年はそうも言ってられないぐらい夜が暑くなってきたので簡易クーラーを制作してみた。

購入・用意したもの

発泡クーラーボックス

キャプテンスタッグの18Lの 発泡クーラーボックス。

ネットではコールマンとかのポリエチレン製のクラーボックスを加工して簡易クーラーを制作している画像も見かけたが加工が簡単ですぐに制作できる発泡スチロール製のクラーボックスを選んだ。

1,075円で購入した。

冷却ファン

パソコン用の冷却ファンの中からELUTENGのUSB電源、サイズは12cmを選んだ。

2連(ダブル)になっているのと速度が3段階(L:Low、M:Midle:H:High)で調整可能、また静音なので選んだ。

静音に関してはH(High)にすると夜はそれなりにうるさいと思う。

しかしL(Low)で使用すれば”個人的には”気にならなかったが音に関しては個人差があると思うので、どのファンを選択するのかは自己責任で。

1,699円で購入した。

ガラリ

簡易クーラーの送風口を1個。

ガラリという単語を今回始めて知った?

送風口は3個にするか1個にするか迷ったが一気に冷たい風を送るか、少しづつでも長時間送る仕様にするかの違いだと考えた。

結局、夜に寝る時に使用したいのでガラリを1つにして後者の少しづつ・長時間方式を選択した。

799円で購入した。

保冷剤

ロゴスの保冷剤、サイズはMにした。

奥行きのサイズが19.6cm、発泡クーラーボックスの内側の奥行きが22cmなのでちょうどよいサイズだと思う。

Lサイズだと斜めにしか入らない。

4枚入れることにしたので2個入りで2,180円を2つ、合計4,360円で購入した。

今回、この保冷剤が一番高かった。

また同じロゴスの保冷剤で一つ前の型で”ロゴス 保冷剤 氷点下パック GTマイナス16度”があった。

こちらの方が若干安かったのだが氷結体になるまでの時間が36時間~48時間だったので半分の時間で氷結体になるこちらの製品にした。

USB電源アダプタ

今回USB電源アダプタは家にあった余ったものを使ったので購入していない。

USB電源アダプタ

モバイルバッテリー

今回、モバイルバッテリーは購入していない。

というのも家で夜に使うことが前提なので上記の電源アダプタがあれば電源は確保される。

しかし車中や屋外で使うのであれば以前に購入したAnker PowerCore 10000 を使用するつもり。

発泡スチロール

自宅にあった発泡スチロールの余りを保冷剤を固定する為に使用した。

発泡スチロールの余り

必要な道具

カッターナイフ

自宅にあったカッターナイフ

カッターナイフ

接着剤

自宅にあった木工用セメダイン

木工用セメダイン

制作手順

制作前の状態

制作前

クーラーボックスにカッターナイフで穴をあける

クーラーボックスの側面の穴をあける場所にサインペンで印をつけた。

最初は適当につけたので中心位置がズレていたのでやり直した。

この辺は結構、適当にやっている。

また穴の位置はなるべく下(底)の方が良いと思う。

冷たい空気は下に沈むので出来るだけ下の方に穴をあけた。

穴をあける場所に印をつける

印の内側に沿ってカッターナイフで穴をあけてガラリを差し込む。

ラインの内側に沿って切って穴が少し小さめであっても発泡スチロールなのでガラリをグリグリと回せば簡単に差し込むことができる。

ガラリを取り付ける

冷却ファンの穴をあける

天面に冷却ファンの位置を決めてサインペンで印をつける。

天面に冷却ファン用の位置をかく

サインペンの印に沿ってカッターナイフで穴をあける。

天面の厚い所と薄いところがあるのでよく切れるカッターナイフを使うのがおすすめ。

カッターナイフの刃を長目に出してのこぎりの様にキコキコと前後に動かすと切りやすい。

またファンを付ける方向(面)を間違えると後で悲しくなるので一度電源に接続して送風の方向を確認しておいた方が良い。

天面に冷却ファンを取り付ける

保冷剤のステイ

保冷剤を入れた時に空気の通り道を確保したかったので自宅にあった発泡スチロールを切って接着剤で固定した。

底面に4本(左右に2本ずつ)ステイを入れたのは保冷剤を浮かして空気の通り道を確保したかったのと、使っていると水が溜まるので保冷剤が水に接触しないようする為の措置。

しかし写真を見てあらめておもったけど我ながら雑な仕事?

夜遅くなってしまった事もあり適当な仕事になったが機能的には無問題なので(多分)大丈夫。

保冷剤のステイ

保冷剤を入れた所。

ファンからの空気が保冷剤で冷やされてガラリから排出されるようになっている。

以上で完成。

保冷剤を入れたところ

使用感

まだ一晩しか使っていないので耐久性とかはよく分からないがとりあえず感想。

  • ベットの横に置いて上半身に風が当たるようにセットした
  • ひんやりとした空気が出てくるので心地よい
  • 部屋全体は冷えない(これは当然かも)
  • 送風はL(Low)で十分、H(High)にするとうるさい
  • 一晩は持たない、恐らく3~4時間だと思う

全体的には満足だが冷却効果と時間はもう少し工夫をすれば伸びるかも知れない。

何か気づいた事があれば追記したい。

souichirou

やった事を忘れない為の備忘録 同じような事をやりたい人の参考になればと思ってブログにしてます。 主にレゴ、AWS(Amazon Web Services)、WordPress、Deep Learning、RaspberryPiに関するブログを書いています。 仕事では工場に協働ロボットの導入や中小企業へのAI/IoT導入のアドバイザーをやっています。 2019年7月にJDLA(一般社団法人 日本デイープラーニング協会)Deep Learning for GENERALに合格しました。 質問は記事一番下にあるコメントかメニュー上部の問い合わせからお願いします。

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