古いタブレットをデジタルフォトフレームにした話(Fotoo編)
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デジタルフォトフレーム
以前、古くて速度が遅くて使わなくなったAndroidタブレットをデジタルフォトフレームとして再活用する記事を書いた。
その時に使用したアプリケーションはクラウド・フォトフレームEXだったのだが、残念ながら開発が終了してしまいアプリの公開も終了してしまう可能性があるので代替のアプリを探していた。
今回Fotooというアプリを試してみたので、備忘録として記事にしておく。
尚、設定メニューが全て英語なのでちょっと躊躇してしまうかも知れないが一通りの機能については試してみたので誰かの参考になればと思い記事にしておく。
Android端末のスペック
デジタルフォトフレームとして再活用したAndroid端末は随分前に購入したLenovoのYOGA Tab 3 8だ。
メモリが1GBしか積んでいなのでアプリの動きはもっさりしていて今は普段使いのタブレットとしては使用出来ないがデジタルフォトフレームとして使うのであればこの程度のスペックでも問題がなかった。
プロセッサー | Qualcomm APQ8009 クアッドコア プロセッサー 1.30 GHz |
メインメモリ | 1 GB |
ディスプレイ | 8.0インチ 1280×800 ドット |
写真を用意する
以前の記事でも書いたが写真をタブレットに保存をすると写真の入れ替え(主に追加)をする操作が面倒なのでクラウド上(Google Drive)に写真を保存した。
アプリケーション
今回選択したしたアプリはFotoo。
2,556件の評価で平均4.2の高評価(2020年12月9日現在)がされていたのと2020年11月29日と直近で最新版がアップされていたので使ってみることした。
尚、今回自分は無料版のアプリを試したのだがアプリ内課金(999円)でFaceDetection(顔認識)や時々発生する5分間の休憩(停止)を取り除くことができる。
使い込んでみて満足出来そうであれば作者に感謝の意味も込めて課金をしようと思う。
主な機能
- 複数のクラウドドライブ(Dropbox、Google Drive等)に対応している
- パンやズームなどの写真効果に対応している
- 開始時刻、終了時刻が指定できる(夜は消しておける)
が選択した主な理由だ。
クラウドドライブ対応が便利なのは例えば実家や離れた場所にタブレットを設置したとしても自分のパソコンなどから写真の追加が可能な所だ。
写真は一度保存したら終了では無く、段々と増えてゆくので離れた場所から写真を追加できるクラウド上のドライブに対応しているのはありがたい。
使用方法
初期画面
アプリを起動すると初期設定画面が表示されるのでタップする。
ダークな背景にFottoのロゴがカッコいい!
ドライブの選択
最初に再生する写真の入ったドライブを選択する。
選択可能なドライブは、
- Gallery
- Dropbox
- Google Drive
- Google Photos
- OneDrive
- Local Network
自分はGoogle Driveを選択した。
Googleへリンクする画面が表示されるので右下の「Next」をタップする。
Googleアカウントでログインをすると”Successfully linked to アカウント名”が表示されるので右下の「Next」をタップする。
フォトフレームで再生したい写真が入ったフォルダーをチェックする。
自分は年毎に異なるフォルダーを作成しているのだが、複数のフォルダーをチェックする事ができる。
以上で基本的な初期設定は終了して、デジタルフォトフレームとして再生が始まる。
設定
その他の設定を行いたい時は画面をタップすると設定画面が表示されるので歯車マーク(SETTINGS)をタップする。
Display Time
Display Timeをタップすると1画像の表示時間を変更する事ができる。
10秒、15秒、30秒、1分、5分、10分、任意の時間から選択が可能だ。
Display Effect
Display Effectは写真の表示効果を変更する。
選択可能な表示効果は、
- Pan:パン
- Scale to Fit Center:中央表示
- Crop to Fit Center:中央に合わせてトリミング?だと思う
- Zoom:1枚毎にズームインとアウトの繰り返し
- Focus:フォーカス
- Smart Focus(Face detection):顔を認識してフォーカスを当てるのだと思う。こちらは有料機能なので確認が出来ていない
その他には以下の様な表示効果がある。
- Bokeh Background:背景をぼかす
- Match Screen Orientation Only:スクリーンの向きに合わせて写真の方向を変える?だと思う
- Animation Speed:アニメーション速度
尚、動作が良く分からないのも幾つかあった。
Transition Effect
Transition Effectは写真の切替時の表示効果を設定できる。
選択可能な効果は以下の通り。
- Fade
- Cross fade
- Memory
- Illusion(有料版)
- Ripple(有料版)
- Flash(有料版)
- Start(有料版)
- Wind(有料版)
- Doorway(有料版)
- Radial(有料版)
- Swap(有料版)
- Cube(有料版)
- Wipe(有料版)
- Slide(有料版)
- Circle(有料版)
写真の切替時の効果については有料版にすると、より凝った表示効果が選択可能になる模様。
Photo Order
Photo Orderでは写真の表示順序が選択可能だ。
以下の表示順序が選択できる。
- Shuffle:シャッフル
- Random:ランダム表示なのだが最近の写真が優先される
- File Name(A to Z):ファイル名順(昇順)
- File Name(Z to A):ファイル名順(降順)
- Modified Date(Earliest first):更新日付順(昇順)
- Modified Date(Latest first):更新日付順(降順)
Decorations
Decorationsでは写真の装飾(日付や天気を表示するなど)を設定することができる。
Date,Time and Weather
“Date,Time and Weather”で右下に日付時刻、天気の表示、”Photo Details”でその他の項目の表示が設定できる。
また右側にあるスライドで表示サイズが変更できる。
Enableをオンにすると日付、時刻、天気が表示される。
Customizeをタップすると以下のメニューが表示される。
- Time:時刻の表示形式を12時間/24時間表示と秒数を表示するかを設定する
- Date:日付の表示形式を設定する
- Weather:端末の位置情報より天気と温度を表示する(GPS情報を使用する)
- Background:オンにすると日付、時刻の背景が表示される
- Animation:表示の際のアニメーションをoff、Breath、Floatingから指定する
Photo Details
写真の詳細情報を左上に表示するオプション。
- Enable:オンにすると写真の詳細情報が表示される
- File Name:ファイル名を表示する
- Album/Folder Name:フォルダーを表示する
- Time Taken:ファイルのタイムスタンプを表示する(いつ撮影した写真か分かるのでオンにした)
- Location:写真の位置情報より場所を表示するのだと思う(未検証)
- Background:背景だと思うのだが違いがよく分からず
- Legend Icons:情報の左にアイコンを表示する
- Auto hide in:自動で消えるまでの秒数を指定する
- Animation:アニメーション表示
Background Music
BGMを再生することができるのだと思われるが有料機能なので未検証。
Schedules
Schedulesで開始時刻、停止時刻を指定する。
夜間など見ていない時間帯は停止する事ができる。
Start ScheduleとStop Scheduleをそれぞれ登録する。
下記はAM6:00開始でPM11:00に停止の例。
Scheduleを適用する曜日を指定する。
Timer
TimerではFotooを停止するタイマーを指定する。
5分、15分、30分、1時間、2時間、任意の時間の中からFotooを自動で終了するまでの時間を指定する。
Charging
Chargingで充電に関する指定をする。
以下のオプションが選択できる。
- Launch when start charging:充電開始時に起動する
- Exit when charger unplugged:非充電時には終了する
- Active hours:充電時刻を範囲指定する
Launch on boot
Launch on bootをオンにするとタブレットの起動時に自動的にFotooが起動するのだと思ったのだが自分の端末では起動しなかった。
Go Premium with Fotoo
Premium(有料)版への変更。
999円で有料版にすると以下の機能が使用可能になる。
- Nonstop slideshow:無料版は使用していると時々5分間の停止がランダムに入るが有料版は停止しない
- Unlimited skips:画面を右にスワイプすると1つ前の写真に戻ることができる(左はその逆)無料版は10分間に6枚までの制限があるが有料版は無制限になっている
- Transition effects:写真の切替時の効果が追加される
Sync Interval
Sync Intervalで写真フォルダーとの同期のタイミングを設定する。
このタイミングでクラウド上の写真のフォルダーを見に行って最新の写真を反映させる。
逆に言えばこのタイミングまではネットワークに負荷をかけずにローカルで処理を行っている。
以下の2パターンから選択可能。
- Auto:自動を選択するとバッテリーやネットワークの負荷に応じて5分~1時間の間で自動的に調整する
- Every:毎分の間隔を指定する
Screen Rotation
Screen Rotationメニューでディスプレイの(縦横)回転を設定する。
以下の設定がある。
- Portrait:縦表示
- Landscape:横表示
- System Settings:システム設定に従う
- Detect by Sensor:センサー値に従う
Keep Screen On
このスイッチをオンにしておかないとタブレットのスリープ設定が効いてしまい、無操作が続くと画面がオフになってしまう。
Cache
Casheメニューでローカルディスクのキャッシュサイズを設定を行う。
ディスクに確保するキャッシュの最大サイズを指定する。
またキャッシュのクリアもここで行う。
Rate
Rateメニューではこのアプリの評価を行う。
Feedback
作者に対するフィードバック(メール)をこのメニューから行う。
以上で古いタブレットをデジタルフォトフレームとして再活用する記事(Fotoo編)を終了する。
この記事が何処かで誰かの役に立つことを願っている。
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