Amazon Echo Show 5(アレクサ)を買ってスキルや定形アクションの設定を行った
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Amazon Echo Show 5
以前からAIスピーカーには興味があったのでGoogle HomeとAmazon Echoのどちらかは欲しいなと検討していた。
結局はAmazon Echoを買ったのだけれども、その時の事を備忘録として書いておく。
尚、結局Amazon Alexaを買ってしまったので無意識にAlexa寄りになってしまっているかも知れないので、その辺は割り引いて読んでもらえるとありがたい。
選定の基準
GoogleとAmazonのどちらかを選択するに辺り、個人的にはどちらかに特に思い入れがあった訳では無い。
というかどちらも良く利用させてもらっている。
GoogleはGmail、Drive、Doc、Sheet、Mapはもちろん、スマートフォンはAndroid端末を使っている。
Amazonの方はこのブログはAWS(Amazon Web Services)のEC2(AWS Elastic Compute Cloud)だし、プライム会員なのでamazon.co.jpで良く買い物をしている。
なのでまずは選定の基準というと大げさだけど、自分のやりたいことを洗い出してみた。
やりたい事
- ニュースや天気予報、音楽を聞く
- 家電を音声や外出先からはスマートフォンで操作する
- プログラミング、電子機器との連携(趣味)
- 実家と自宅とのコミュニケーション
1、2に関しては一般的な利用目的だと思う。
3~4に関してはやや一般的では無いかもしれないが、同じような事をしたい人の参考になるかも知れないので検討した結果を書いておく。
ニュースや天気予報、音楽
1のニュース、天気予報についてはGoogleとAmazonで大きな差は感じなかった。
音楽に関しては自分は既にAmazonのプライム会員だったのでAmazonプライムミュージックを聴くことが出来たのだが、もしプライム会員では無かった場合はSpotify等の会員登録などが必要になってくる。
またAmazon Musicは以前はユーザがアップロードした曲をストリーミング再生できた様だが今はサービスを終了している。
なのでAmazonのプライム会員で無い場合はGoogleの方が良いのかも知れない。
後、追加のアプリケーション(Amazonではスキル、GoogleではActions on Googleという名称)はAmazonの方が若干充実していると聞くことがあるが、大きな違いは感じなかった。
初期の頃はそうだったのかも知れないが、現時点(2020年2月)では差は感じなかった。
結局Amazon Echoを購入してしまったのでActions on Googleとの正確な比較は出来なかったがAlexaスキルの一覧はこちらに載っているので事前に確認をしていた。
家電の操作
2の家電の操作に関しては両者ともに機能的に大きな差は見つけられなかった。
しかし家電を操作するとなると最終的には1台だけでは無く各部屋の複数の家電を音声で操作をしたくなる。
となると各部屋にAIスピーカーが必要になってくるが、その際に考えたのが廉価版のAIスピーカーの機能と価格。
Google Homeは3種類で最安値が実売¥4,050、一方Amazon Echo Flexは¥2,980なので若干財布に優しい。
※尚、価格は気がついた時に更新しているが、Amazonはセールする時があるのでもう少しお安く買えるときもある。
ラインナップ
Amazon製品
Amazon Echo Dot(第3世代)
コンパクト、スクリーン・カメラ無し。
通常時価格:¥4,980(2022年7月1日 現在)
今は新型(第4世代)が発売されている。
Echo Dot(第4世代)
通常時価格:¥5,980(2022年7月1日 現在)
形が球形に変わって値段はそのまま、サウンドが良くなったと説明欄には書いてあるが比較してみた訳では無いので分からない。
ディスプレイが要らないのであればこのモデルでも良いのかも知れない。
【新型】Echo (エコー) 第4世代
通常時価格:¥11,980(2022年7月1日 現在)
写真で見る限りEcho Dot(第4世代)と同じ様に見えるのだがEcho Dotとの違いは、
- プレミアムサウンド(高音質)
- スマートホームハブ機能(Zigbee対応スマートデバイスを操作できる)
- サイズ(Echo Dotが直径100mmに対して144mm)
の違いがある模様(未検証)。
Amazon Echo Studio
大型、スクリーン・カメラ無し。
通常時価格:¥24,980(2022年7月1日 現在)
5つのスピーカーが内蔵されたサウンド再生重視の機種。
スマートホームハブを内蔵していてZigbee規格の家電を操作できる模様。
Amazon Echo Show 5(第2世代)
Echo Show 5の第二世代。
通常時価格:¥8,980(2022年7月1日 現在)
基本的な性能は第一世代と同じだがカメラが1MPから2MPに機能アップしている。
Amazon Echo Show 8(第2世代)
Echo Show 8の第二世代。
通常時価格:¥14,980(2022年7月1日 現在)
第一世代と比較してディスプレイのサイズや解像度は同じだが、
- カメラが1MPから13MPに機能アップしている
- 自動フレーミング機能(画角内にいるユーザーの動きを自動でパンやズームをする)
- ディスプレイに自動色彩調整機能がついた
等の機能アップがされている。
自分は実家とのテレビ電話として使っているが、こちらがEcho Show5でも自動フレーミング機能で話している相手を自動でズームしてくれるので話しやすい。
Echo Show 10(第3世代)
通常時価格:¥29,980(2022年7月1日 現在)
モーションセンサーが付いていてHDスクリーンが左右に回転して部屋の中を移動しても追随する。
ビデオ通話や再生中の動画を常に見ることが出来たり外出先からリモートで部屋の様子を見渡すことができるとのこと。
スクリーンが回転をするのは外出先からのリモートでの確認の際には便利かもしれない。
【新登場】Echo Show 15
通常時価格:¥29,980(2022年7月1日 現在)
Echo Show10から更に画面サイズが大きくなって15.6インチ、フルHD(1080p)のEcho Show。
別売りの専用スタンドもあるようだが壁掛けで使用する事を想定している様だ。
カレンダーや個人の予定、リマインダー、やることリスト機能などをつかって家庭の掲示板みたいな使い方をするのだと思う。
Google製品
Google Nest Mini | Home Miniの後継 価格:¥6,050(2020年4月20日 現在) |
Google Home | 価格:¥15,400(2020年4月20日 現在) |
Google Nest Hub | 価格:¥15,400(2020年4月20日 現在) |
Google Nest Hub Max | 価格:¥28,050(2020年4月20日 現在) |
プログラミング、電子機器との連携
3のプログラミングに関してはAmazon AlexaスキルはNode.jp(サーバーで動作するJavascript)やPythonで新しいスキルを自作できるのに対してGoogle HomeはテンプレートやDialogflowでGUI形式でActions on Googleを作成する模様。
どちらが優れているかという比較は難しいが自分はPythonやJavascriptはちょっとだけなら書けるので自由度がAmazon Alexaの方が高いように感じた。
スキルは早速自作してみたので別記事で紹介することにする。
また、AIスピーカーをトリガーとしてIFTTT(イフト)経由での家電やSNS等の操作はGoogle Assistantの方が使いやすい模様。
Alexaは決まったワードに反応するシンプルなトリガーしか無いようだがIFTTT連携はいずれ試してみるつもり。
実家と自宅とのコミュニケーション
4の実家とのコミュニケーションではテレビ電話の機能が欲しかったのだがGoogle、Amazonともにモニター付きのラインナップが用意されているので機能的な差は感じなかった。
ただちょっとした事だがAmazon Alexaは実家に置いたAlexaの利用履歴が(両親には伝えていないが)アプリから確認することが出来た。
最近年老いてきた両親の様子を遠隔で知ることができるのでちょっとした安心感は感じている。
履歴はアプリのメニューからアカウントの設定、履歴で確認できる。
最終的に選んだ理由
自分が既にAmazonプライム会員という事もあり、機能比較ではややAmazon Alexaに傾いていた。
また変更はできるようだが、ウェイクワード(AIスピーカーを起動するワード)は「OK、グーグル」よりかは「アレクサ」の方がメンタル的にも言いやすい。
そこにAmazonのセールも重なったので結局、Amazon Alexaを選んだ。
今回はスクリーンとカメラがついたEcho Show5を購入したが各部屋の家電も音声で操作をする時はEcho Flexを追加購入する予定。
初期設定
本体のセットアップ
購入後に行った初期設定について簡単に説明をしておく。
Echo Show5はタッチスクリーンがついているので電源投入後の初期設定は画面にタッチをしながら設定を行う。
電源オン後、準備中の表示の後に言語が表示されるので”日本語”をタップする。
接続可能なWifiの一覧が表示されるのでタップした後、パスワードを入力する。
次にAmazonのアカウントとパスワードを入力する。
自分は既にAmazonプライムの会員だったのでそのメールアドレスとパスワードを入力した。
Amazonのアカウント名が表示されるので「続行」をタップすると利用規約に同意したことになる。
タイムゾーンの設定が表示されるのでアジアー>日本を選択する。
Echo Showのある場所を設定する。
住所がAmazonアカウントの住所からデフォルト表示されるので良ければOKをタップする。
ここで設定した住所が天気予報の時などに利用される。
デバイスのある部屋を設定する。
デバイス名を設定する。
しばらく待つと紹介ビデオが再生されてセットアップが終了する。
画面を上から下にスワイプすると明るさ、おやすみモード、設定などのメニューが表示される。
画面を右から左にスワイプするとコミュニケーション、スマートホーム、ミュージック、ビデオ、定形アクション、アラームなどのメニューが表示される。
尚、こちらのメニューはアプリかもでも設定ができる。
アプリ
恥ずかしながら購入してから数日間、スマートフォン用のAlexaアプリの存在に気が付かなかった。
と言うのもWEBのAlexaがあったのでこちらしか無いのかと勘違いをしていた。
ネット上のAlexaアプリの記事を見ていると微妙にメニューが異なるのでGoogle Playで検索をしてみた所、スマートフォン用のAlexaアプリを発見したのでインストールした。
尚、アカウントはamazon.co.jpで買い物をしているアカウントでログインをしている。(その他にAWSのアカウントを持っている)
余り使うことは無いのかも知れないが音声ショッピング(セキュリティ設定が可能)も使用する事ができるのとプライム会員になっているのでこちらのアカウントで設定した。
スキルについて
Alexaに様々な機能を追加してくれるスキル。
初期状態ではほとんどのスキルは有効化されていないがAlexaに話しかけることにより自動的に有効化されるスキルと設定が必要で手動で有効化するスキルがある。
例えば「アレクサ、NHKニュースを読んで」というとNHKラジオニュースなどは自動的に有効化された。
一方、ナビタイムやクックパッドなどはアカウントとの紐付けや設定が必要らしく自動的に有効化はされなかった。
スキルのWEBからの設定方法は以下の通り。
こちらに接続して、メニューからスキルを選択する。
スキル一覧が表示されるので有効化したいスキルを選択して「有効化」ボタンを押すことにより手動でスキルを有効化する事ができる。
既に有効化されているスキルを見る場合は右上の「有効なスキル」をクリックする。
タブが表示されて左から「新着順」「すべてのスキル」タブで有効化されたスキルが表示される。
「確認事項あり」のタブではアカウントとのリンク等、自動で有効化されずに設定が必要なスキルが表示されている。
開発中のスキルは「開発スキル」タブに表示されている。
スキルはNode.jsやPythonで自作することができるのでいずれ記事にしたいと思う。
使用している主な機能
自分が使用していて便利だと思う機能について説明しておく。
定形アクション
朝起きた時に「アレクサ、今日の天気は?」「アレクサ、今日のニュースは?」「アレクサ、音楽をかけて」と次々に声を掛けるのでは無く、「アレクサ、朝の支度(好きな文言を設定できる)」と言えば天気、ニュース、音楽と順番に決まったアクションを実行してくれる機能。
特定のフレーズで起動をしたり、指定した時刻での起動、スマートホーム(モーションセンサー等)による起動、アラームを停止した時に起動などが選択できる。
設定方法
スマートフォンのAmazon Alexaアプリを起動する。
メニューから「定形アクション」をタップする。
右上の+をタップする。
ちなみに「朝のお薬」は既に登録されている定形アクション。
「定形アクション名を入力」の右の+をタップする。
定形アクション名を入力して「次へ」をタップする。
名前欄に先程、入力した名前が設定されているので「実行条件を設定」右の+をタップする。
特定のフレーズで定形アクションを開始する場合は「開始フレーズを設定」をタップする。
今回は「アレクサ、朝の支度」と言うと順番にアクションを実行させるつもりなので「開始フレーズを設定」を選択した。
開始フレーズ以外では、以下の実行条件を設定する事ができる。
時間を指定 | 時刻を設定後、毎日、週末、曜日などの繰り返し指定ができる |
スマートホーム | モーションセンサーや接触センサーを設定することができる模様 いずれ試してみたいと思う |
アラーム | アラーム停止時にアクションを実行する時に選択する 恐らくだが朝起きた後に自動的にテレビや電気をつける、などのアクションを設定したい時に使用するのだと思う |
続いて、開始フレーズを「アレクサ、朝の支度」にして「次へ」をタップする。
次に「アクションを追加」の右の+をタップする。
設定可能なスキルの一覧が表示されるので「天気」をタップする。
”Alexaが天気予報を読みます”と表示されるので「次へ」をタップする。
「天気予報を読む」が追加されるので更にアクションを追加したい時は+をタップする。
同様の手順でフラッシュニュースとAmazon Music(ジャズ)を追加した。
尚、フラッシュニュースは後述しているがメニューより設定ー>フラッシュニュースで再生するニュースの種類を設定することができる。
Musicも後述するが再生する曲名、アーチスト名、プレイリスト、プロバイダー(Amazon Music、Tunelnなど)を指定することができる。
最後に「デバイスを選択」をタップする。
「アレクサ、朝の支度」と言った時に全てのデバイスで一斉に同じアクションが実行されても困るのでデバイスを指定する事ができる。
デバイスの一覧が表示されるので定形アクションを実行したいデバイスを選択する。
”このデバイス”はアプリを実行しているスマートフォンの事。
リビングのEcho Showを選択した。
右上の保存をタップする。
保存されて一覧に表示された。
保存されたアクションはスマートフォンのアプリから再生ボタンをタップする事で再生できる、また指定したデバイス”以外”で上記のフレーズを言っても定形アクションが実行される。
しかし実行される端末(上記の場合は天気、ニュース、音楽の再生)は指定されたデバイスだけとなる。
自宅から離れた場所でスマートフォンのアプリから定形アクションを編集しようとして誤って”再生”をしてしまい、自宅のデバイスで定形アクションを再生させてしまった事が何回かあったので注意をしたい。
実行可能なアクションの一覧
指定可能なアクションの一覧は以下の通り。
Alexaがおしゃべりをする おはよう、ジョークを言う、ひと言等の定型文の他にカスタムでは、好きな文章を設定する事ができる 両親が朝の薬を飲み忘れる事がたまにあるとの事だったのでカスタムで薬の時間を知らせる文言を作成して設定している カスタムは上記以外にも色々と応用がきくと思う 尚、ひと言には”ほめ言葉”があり、人に言われると恥ずかしいけど普段面と向かって言われる事がまず無い文言が並んでいる Alexaと分かっていても褒められると嬉しいので試してみてほしい ほめ言葉の一覧 | |
IFTTT | IFTTTと連携して、例えば特定のフレーズを言った時や指定した時刻になるとIFTTT経由でSNS(LINE)を送信する等ができる模様 いずれ試してみたいと思っている |
カレンダー | Alexaがカレンダー(今日の予定、明日の予定、次の予定)を読み上げる Googleカレンダーと連携をする事ができるみたいなのでいずれ試してみたいと思っている |
サウンド | 特定の音を出す |
スキル | スキルを実行する マイスキル(有効化されているスキル)と人気のスキルから選べる |
スマートホーム | スマートホームに接続された家電を操作するアクション(と思われる) まだスマートホームは設定していないのでいずれ試してみたいと思っている |
デバイスの設定 |
の3種類が設定できる |
Alexaがフラッシュニュースの再生を行う 尚、メニューから設定ー>フラッシュニュースで対象のニュースを設定することができる | |
音楽の再生 曲名、アーチスト、プレイリストを指定して絞り込みをする事ができる 未指定だと適当(?)に再生される模様 プロバイダーを一覧の中から指定する Amazon Music、TuneIn、マイライブラリの中から選択することができた Spotifyなど有料の音楽配信サービスを契約、設定すれば一覧の中に表示されるのだと思われる(未確認) 2020年05月08日 追記 TuneInラジオの設定方法に関する記事を書いた。 | |
メッセージ | 通知:スマートフォンアプリにメッセージを通知する アナウンス:Alexaデバイスにメッセージをアナウンスする。対象のデバイスを選択可能 Echo Show5では文字が表示されると同時に音声で読み上げられる |
待機 | Alexaを待機させる 使い方としては、
の様に使うのだと思われる 効果的な使い方が思いついたら試してみて記事にしてみたい |
天気 | Alexaが天気予報を読み上げる |
日付けと時刻 | Alexaが時刻や日付けを知らせる |
音声ショッピングの設定
デフォルトの設定から変更しておいたほうが良いのが音声ショッピングの設定。
初期状態だとAlexa経由でAmazonで1Click支払いが設定されているとお買い物が出来てしまう。
自分で間違って購入・決済まで進んでしまうことは流石に無いだろうが子供が間違って購入してしまう可能性は否めないので設定をしておいた。
メニューから「設定」をタップする。
「アカウントの設定」をタップする。
「音声ショッピング」をタップする。
”確認コード”(4桁の数字)と”話者を識別”をオンにした。
特定のフレーズを複数回、読み上げる事により話者が識別される。
上記により間違って買い物がされてしまう可能性は無くなった。
次回以降の記事
- スキルの作成
- IFTTTとの連携
などについては次回以降に記事にしていきたい。
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