独自CSSの編集 ~WordPressでブログを始める~
前回の「hueman テーマのカスタマイズ 詳細設定編」の記事
Contents
CSSの編集
よく使うタイトル行やコードの記述など全てのページで統一したスタイルで表現したほうが分かりやすいものについては、毎回投稿時にHTMLを編集をするのも大変なのでオリジナルCSSを記述しておく。
そして投稿の編集画面でオリジナルCSSで作成したclassを指定してスタイルを確定してゆく。
style.cssの編集
以前作成した子テーマのstyle.css(スタイルシート)にオリジナルのCSSを追記する。
WordPressのメニューより外観ー>テーマの編集
右上の「編集するテーマを選択」で子テーマを選択、テーマファイルは「スタイルシート(style.css)」を選択すると子テーマのstyle.cssが読み込まれるので14行目以降にオリジナルのCSSを記述してゆく。
タイトル行
↑のような左に牡丹色のライン、下にグレーのラインのタイトル行のCSS※
/* 左と下にボーダー(タイトル用) */
div.r_tiltle {
margin: 2em 0em 1.5em 0em; /* 上、右、下、左 枠外とのマージン */
padding: .25em 0 .5em .75em; /* 上、右、下、左 枠内でのマージン */
border-left: 6px solid #e7609e; /* 牡丹色ぼたんいろ */
border-bottom: 1px solid #afafb0; /* 銀鼠ぎんねず */
}
div.r_tiltle | オリジナルな名前(class名) |
margin | タイトル行と外の文字や画像とのマージン。 上下を多少空けてタイトル行が表示されるように設定した。 その他の指定方法としては、 今回は左右が0emなので3つ指定のやり方でも良いのだけれども後から見て理解し易い4つ指定とした。本当はCSSのサイズを小さくして読み込み速度を上げるために、極力少ない文字で設定したほうが良いのかも。 サイズはemで指定した。 1emはフォントサイズの高さ。なのでフォントのサイズによって動的に実際のサイズが変わる。 タイトルは上に2フォントサイズ、下に1.5フォントサイズ空ける様な指定になっている。 px(ピクセル)で指定する事もできる。 その場合は絶対値で指定することになる。 パソコン、スマートフォンなどに対応したレシポンシブデザインなのでpxでは無くてemで指定したほうが違和感なく表示されるのではと思いem指定とした。 |
padding | タイトル行内で内側に上下左右どれ位の余白(マージン)をとるかの指定。 指定方法はmarginと同じ。 左と下のボーダー(線)と文字が近いと見栄えが悪いので適度なマージンを指定した。 |
border-left | 左側の線。 6pxと太めの指定。solidは1本線の意味。その他にはnone、double(二重線)、立体的な線とか破線とか色々と試してみると楽しい。 こちらのHTMLクリックリファレンスを参考にさせて頂いた。個人でやっているサイトなのかな。説明が充実しているので頻繁に参考にさせて貰いました。 色は16進数で指定する。 こちらはWEB色見本の和色を参考にさせて頂いた。 和色って名前が「牡丹色(ぼたんいろ)」とか「薄紅梅(うすこうばい)」とか渋くてカッコイイのでここから選ぶことにした。 |
border-bottom | 下側の線。 1px、1本線、色は銀鼠(ぎんねず)を指定した。 |
HTML側では、
<div class="r_tiltle">タイトル行</div>
と先程付けた名前をclassで指定する事によりスタイルが設定される。
こちらについては投稿時にテキストモードでHTMLをゴリゴリ編集する方法もあるがプラグインを使ってビジュアルモードから簡単に挿入する方法もある。
タグを挿入するプラグインについては別記事で。
コードの表示のCSS
その他には上でも使ったコード部分を表すCSSは以下の通り。
/* 背景色 × 点線で囲む(コードの表示) */
div.r_code{
margin: 1.5em 0em 2em 0em; /* 上、右、下、左の枠外とのマージン */
padding: .5em .75em; /* 枠内でのマージン 上下左右 */
white-space: nowrap; /* 折り返さない */
overflow-x:auto; /* X軸はスクロールバーを必要に応じて表示させる */
overflow-y:hide; /* Y軸はスクロールバーを表示させない */
background-color: #f8fbf8; /* 白磁はくじ */
border: 1px dashed #afafb0; /* 銀鼠ぎんねず点線で囲む */
color: #1f3134; /* 百入茶ももしおちゃ */
}
div.r_code | オリジナルな名前(class名) |
margin | r_titleの説明と同じ |
padding | r_titleの説明と同じ |
white-space | nowrapを指定した。 長い文字列の時にはスクロールバーを表示させるつもりなので折り返さない設定にした。 |
overflow-x | autoを指定した。 一行が長くなると自動的に横方向(X軸)のスクロールバーが表示される。 |
overflow-y | hideを指定した。 Y軸はスクロールバーは表示しない。 |
background-color | 背景色。 白磁(はくじ)を指定した。 |
border | 枠線。 点線、銀鼠(ぎんねず)で囲むことにした。 |
color | 文字色。 百入茶(ももしおちゃ)を指定した。 |
その他
上記を応用してコマンド行用やイタリック体のCSSなども作成して「ファイルの更新」ボタンを押すと保存される。
ちょっとハマったのが試行錯誤の最中にCSSを変更して記事のプレビューをしても変更したCSSが反映されない事が度々あった。
F5のリフレッシュをしても反映されない。
公開した記事であればChromeの別ウィンドウで開いてF5を押せば反映されるのだけれども未公開記事のプレビューだとCSSの変更がタイムリーに反映されない。
履歴の消去でキャシュをクリアして開き直して反映させていたけど、もしかしたらもっと良い方法があるのかも。
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