アレクサやスマホから家電の操作をする方法。音声や遠隔でエアコンの操作をしたかった | そう備忘録

アレクサやスマホから家電の操作をする方法。音声や遠隔でエアコンの操作をしたかった

アレクサやスマホから家電の操作をする

テレビやエアコンなどのリモコンで操作できる家電を以前に購入したAmazon Echo Show5から音声で操作したり外出先からスマホで操作出来るようにした時の備忘録。

やりたい事は主に2つ

  1. 「アレクサ リビングのエアコンをつけて」の様に音声で家電(主にエアコン)を操作したい
  2. 暑い日など帰宅前に事前にスマホでエアコンの電源をオンにしておきたい(または消し忘れの時に外出先から消したい)

必要な機器

先程の2つの条件を満たす機器を探して、Amazon EchoとSwitchBotの組み合わせで実現することにした。

Amazon Echo

5インチのタッチスクリーン付きのAmazon Echo Show 5。

自分はEcho Show 5から接続をしたがEcho Show5以外のAmazon Echo製品群でもSwitchBotと接続する事はできる。

Echo Show 5以外のAmazon Echo製品群についてはこの記事の最後の章を参照して欲しい。

SwitchBot Hub Mini

アレクサやスマホからの命令でリモコンの代わりに赤外線を出して家電を操作する機器。

単体でも購入できるが、単体で4,020円(2020年5月現在)、Echo Show5単体が6,900円の所、両方セットで7,900のセール中だったのでそちらを購入してしまった(アマゾンのプロモーションにやられちゃうあるあるだと思う)。

尚、前述の条件1(音声の家電の操作)が不要でスマホからの家電の操作が出来れば良いのであればAmazon Echoは不要なのでSwitchBot単体の購入でもOK。

尚、SwitchBotで操作できる家電は「リモコンで操作ができる機器」となっている。

リモコンで操作できない家電(例えば我が家のこたつや扇風機)については下記の様なスマートプラグを使えば音声や遠隔で操作ができる。

こちらについては別記事で紹介したいと思う。

全体の構成図

Amazon EchoとSwitchBot Hub Miniの構成図は以下の通り。

音声とスマホアプリから家電を操作する概要図
  • Echo ShowとSwitchBot Hub MiniはWifi接続する
  • SwitchBot Hub Miniは家電に赤外線が届く距離(リモコンが届く範囲)に設置する
  • SwitchBot Hub Miniにはそれぞれのリモコンを学習させる(リモコンと同じ信号が出る)
  • アレクサに音声で指示をするとSwitchBot経由で家電が操作される
  • スマートフォンのアプリ※で指示をするとSwitchBot経由で家電が操作される

※上記の例は外出先からの操作の例だが室内からでも操作できる。手元にスマートフォンがあれば2Fから1Fの家電が操作出来るのでこれは結構便利な使い方かも知れない。

設定方法

大まかな手順は以下の通り

  1. Amazon Echoを設定する
  2. SwitchBot Hub Miniを設定する
  3. リモコンをSwitchBot Hub Miniに学習させる
  4. アレクサアプリで設定する

Amazon Echoの設定

Amazon Echo Show 5の設定は以前の記事を参照

基本的には電源を入れて、Wifiの設定を行い、アマゾンアカウントの設定をすれば終了。

SwitchBot Hub Miniを設定する

設置

SwitchBot Hub MiniをWifiが届き、かつ操作をしたい家電に対してリモコンが届く場所に設置する。

リモコンと同じ赤外線をだすので信号が届く位置に設置する必要がある。

垂直に設置しても良いので壁に掛けることにした。

設定

SwitchBot Hub Miniの電源を入れた後、Google Play(またはApp Store)からSwitchBotアプリをスマートフォンにインストールする。

SwitchBotアプリ

アプリを起動して”ログイン”をタップする。

ログイン
新規アカウント

初回は右下の”登録”をタップして新規アカウントを登録する。

アカウント登録後にメールアドレスとパスワードでログインする。

アカウントの登録とログイン

初期設定時にはスマートフォンとSwitchBot Hub MiniはBluetoothで通信をするので事前にスマートフォンのBluetoothをオンにしておいて設置したSwitchBotの側に行く。

ログイン後に”デバイスの追加”をタップする。

デバイスの追加

ハブミニを選択する。

ハブミニを選択する

画面指示に従い、本体ボタンを2秒間長押しする。

本体のインジケーターが点滅したら”次へ”をタップする。

本体ボタン長押し

Wifiの設定を行う。

Wifiの設定

Hub Miniが追加されるのでタップする。

Hub Miniが追加される

Hub Miniがインターネットに接続されている状態だと本体のインジケーターは点灯状態になる。

尚、点灯状態が嫌な場合(夜に目立つので暗くしたいなど)は”LED点灯設定”から変更することができる。

LEDの点灯設定

リモコンをSwitchBot Hub Miniに学習させる

アプリと本体のインターネットとの接続が終了したらリモコンをSwitchBot Hub Miniに学習させる。

今回は三菱エアコン霧ヶ峰のリモコンを学習させた。

”新しいデバイスを追加する”をタップした後、”エアコン”をタップする。

エアコンをタップする

スマートラーニング

スマートラーニングが簡単なのでまずは”スマートラーニング”をタップする。

最近のリモコンであれば大抵スマートラーニングで学習できると思うが、出来なかった場合は画面下のマニュアルモードをタップする(後述)

スマートラーニング

下記の画面が表示される。

スマートラーニング

本体のLEDが消えたらリモコンをSwitchBot Hub Miniに向けてリモコンのボタンを押す。

この時に押すリモコンのボタンは恐らくどのボタンでも大丈夫だと思う。

とりあえずAI自動(電源ON)ボタンを押した。

スマートラーニング

リモコンの種類が学習されて4種類の候補が表示されている(画面上部の1/4より)

アプリ上でオン、オフ、モード等をタップしてみて正しくエアコンが操作できるかを確認してみる(この時点でスマートフォンからエアコンが操作できるようになっている)

大丈夫であれば”応答が正しい、保存!”をタップ、違う場合は”次へ”をタップして次の候補で操作を試してみる。

学習された

命名欄に名前を入力して”確認”をタップする。

名前を付けて確認する

リビングのエアコンが保存された。

リビングのエアコン

同様の手順で東芝REGZAのテレビのリモコンも学習させた。

東芝REGZAリモコン

マニュアルでの設定

前述の手順でスマートラーニングが出来なかったリモコンについてはマニュアルモードで設定する。

一覧の中からメーカーを選択する(下記の例はエアコン)

一覧からメーカーを選択する

対象メーカーの一覧が表示されるのでその中から選択する(下記は三菱エアコンの例)

三菱のエアコンの一覧

設定ができなかったリモコン

あまりに古い機器のリモコンの場合スマートラーニングはもちろんマニュアルモードでも設定することが出来なかった。

下記は東芝 RDX-S53のDVDレコーダーのリモコン(SE-R0138)で設定が出来なかった。

しかし使用頻度はほとんど無いので諦めることにした。

設定が出来なかったリモコン

工場出荷時の状態に戻す方法

何らかの理由でSwitchBot Hub Miniを工場出荷時の状態に戻したい場合は本体のボタンを15秒間長押しする。

アレクサアプリで設定する

前述までの設定でスマートフォンのSwitchBotアプリからの家電の操作は出来るようになっている。

これからは更にアレクサを使って音声で家電を操作出来るようにアレクサアプリに設定を行う。

Amazon Alexaアプリを起動して左上のメニューからスキル・ゲームをタップする。

Amazon Alexaスキル・ゲーム

スイッチボットスキル※を検索する。

※スキルとはアレクサに追加することができるアプリケーションの事

スイッチボットスキル

前述のSwitchBotに登録したアカウントでログインをしてスキルを有効にする。

アレクサからSwitchBotスキルが使えるようになった。

スイッチボットスキルの設定

メニューから”デバイスを追加”をタップする。

デバイスを追加

セットアップするデバイスの種類の一覧が表示されるので対象の種類をタップする。

テレビは一覧に合ったがエアコンは無かったので、一番下の”その他”を選択した。

セットアップするデバイスの種類

”デバイスを検出”をタップする。

デバイスを検出

”サーモスタットを1個検出”と表示されるがエアコンの事。

英語でエアコンの事をサーモスタットと言うのかと思って調べたけどそうでも無いみたい。

ただ単に日本語がおかしいだけと気にせずに”デバイスをセットアップ”をタップする。

エアコンが検出された

追加されたデバイスのグループを選択する。

グループは複数のデバイスをグルーピングする為の機能。

自分は和室、リビング、子供部屋と場所毎のグループを作っている。

グループに追加

セットアップが終了した。

セットアップ終了

以上で設定は終了。

操作について

音声での操作

Amazon Echo Show 5に対して、

  • 「アレクサ 和室のテレビを付けて、消して」
  • 「アレクサ 和室のテレビのボリュームを上げて、下げて」
  • 「アレクサ リビングのエアコンをつけて、消して」

と音声で操作が出来ることを確認した。

テレビのボリュームに関しては正直音声で操作をするのは却って面倒くさいのだが、エアコンに関してはリモコンを探さなくても良いのでとても快適だと思う。

ちなみに今回、たまたまエアコンを購入したのだがアレクサや外出先から操作をする事を前提とした機種にした。

スイッチを入れれば室温の状態に応じて自動的に運転調整を行ってくれる機能(ムーブアイ)がある三菱エアコンが遠隔操作と相性が良さそうなので選んだ。

アプリからの操作

アプリからの操作は、

  1. SwitchBotアプリからの操作
  2. Amazon Alexaアプリからの操作
  3. Amazon Alexaアプリからの音声での操作

が可能。

Amazon AlexaアプリよりもSwitchBotアプリの方が軽いので中低スペックのスマートフォンの場合はSwitchBotアプリの方がオススメ。

SwitchBotアプリからの操作

SwitchBotアプリからのテレビの操作。

注意点としてはテレビの様に電源ボタン1つでオン→オフ→オンを繰り返すトグルスイッチになっているボタンは今の状態が分からない。

つまり出先から電源オフするつもりで逆に電源をオンにしてしまう事もありうるので、そもそもあまり必要性は無いとは思うが外出先からのテレビの操作は不向きだと思う。

SwitchBotアプリ・テレビ

SwitchBotアプリからのエアコンの操作。

下記の様にオンとオフが別のボタンになっていれば外出先からの操作もやりやすい。

外出後にエアコンのスイッチの切り忘れが心配になった時はとりあえず”オフ”をタップしておけば良い。

SwitchBotアプリ・エアコン

Amazon Alexaアプリからの操作

Amazon Alexaアプリのデバイスからテレビを操作する。

”オフ”が必ずしも現在の状態を表していないので注意が必要。

例えばテレビのリモコンでオンにしていてもアプリ上でオンの表示になるわけではない。

目の前にテレビがある時には使えるがそれ以外ではアプリから操作する必要性は低いと思う。

Alexaアプリ・和室のテレビ

Amazon Alexaアプリのデバイスからエアコンを操作する。

Alexaアプリ・エアコン

上記の”オフ”の表示(タップするとオンの表示に変わる)も必ずしも現在の状態を表してはいないのだがテレビとは若干状況が異なる。

というのもアプリでオフの状態でタップ→オンの表示に変わる場合、

  • エアコンがオンの時→オンのまま
  • エアコンがオフの時→オンに変わる

またアプリでオンの状態でタップ→オフの表示に変わる場合は、

  • エアコンがオンの時→オフに変わる
  • エアコンがオフの時→オフのまま

の動作になっているので現在のスイッチの状態がどうであれ希望の状態にする事はできる。

ただ、SwitchBotアプリの方が操作は簡単だと思う。

Alexaアプリから音声で操作

また、Amazon Alexaアプリの中央のボタンをタップして音声で操作をする事もできる。

Alexaアプリ

タップ後に「アレクサ リビングのエアコンをつけて」と音声で指示をすれば希望の動作をすることを確認した。

ただ、やはりテレビは「アレクサ テレビをつけて」と言っても現在ついている状態だと消えてしまう。

この辺は仕方が無いところか。

Amazon Echo製品群

今回はタッチスクリーン付きのAmazon Echo Show5での家電操作の記事だがAmazon Echoの他の製品群でも利用することができるので、他の製品群を紹介しておく。

ラインナップ

Amazon製品
Amazon Echo Dot(第3世代)

コンパクト、スクリーン・カメラ無し。

通常時価格:¥4,980(2022年7月1日 現在)

今は新型(第4世代)が発売されている。

Echo Dot(第4世代)

通常時価格:¥5,980(2022年7月1日 現在)

形が球形に変わって値段はそのまま、サウンドが良くなったと説明欄には書いてあるが比較してみた訳では無いので分からない。

ディスプレイが要らないのであればこのモデルでも良いのかも知れない。

【新型】Echo (エコー) 第4世代

通常時価格:¥11,980(2022年7月1日 現在)

写真で見る限りEcho Dot(第4世代)と同じ様に見えるのだがEcho Dotとの違いは、

  • プレミアムサウンド(高音質)
  • スマートホームハブ機能(Zigbee対応スマートデバイスを操作できる)
  • サイズ(Echo Dotが直径100mmに対して144mm)

の違いがある模様(未検証)。

Amazon Echo Studio

大型、スクリーン・カメラ無し。

通常時価格:¥24,980(2022年7月1日 現在)

5つのスピーカーが内蔵されたサウンド再生重視の機種。

スマートホームハブを内蔵していてZigbee規格の家電を操作できる模様。

Amazon Echo Show 5(第2世代)

Echo Show 5の第二世代。

通常時価格:¥8,980(2022年7月1日 現在)

基本的な性能は第一世代と同じだがカメラが1MPから2MPに機能アップしている。

Amazon Echo Show 8(第2世代)

Echo Show 8の第二世代。

通常時価格:¥14,980(2022年7月1日 現在)

第一世代と比較してディスプレイのサイズや解像度は同じだが、

  • カメラが1MPから13MPに機能アップしている
  • 自動フレーミング機能(画角内にいるユーザーの動きを自動でパンやズームをする)
  • ディスプレイに自動色彩調整機能がついた

等の機能アップがされている。

自分は実家とのテレビ電話として使っているが、こちらがEcho Show5でも自動フレーミング機能で話している相手を自動でズームしてくれるので話しやすい。

Echo Show 10(第3世代)

通常時価格:¥29,980(2022年7月1日 現在)

モーションセンサーが付いていてHDスクリーンが左右に回転して部屋の中を移動しても追随する。

ビデオ通話や再生中の動画を常に見ることが出来たり外出先からリモートで部屋の様子を見渡すことができるとのこと。

スクリーンが回転をするのは外出先からのリモートでの確認の際には便利かもしれない。

【新登場】Echo Show 15

通常時価格:¥29,980(2022年7月1日 現在)

Echo Show10から更に画面サイズが大きくなって15.6インチ、フルHD(1080p)のEcho Show。

別売りの専用スタンドもあるようだが壁掛けで使用する事を想定している様だ。

カレンダーや個人の予定、リマインダー、やることリスト機能などをつかって家庭の掲示板みたいな使い方をするのだと思う。

まとめ

以上で家電のアレクサからの音声での操作、外出先からスマートフォンでの操作に関する記事を終了する。

エアコンの遠隔操作はとても便利になるのでおすすめしたい。

最後に

この記事が何処かで誰かの役に立つことを願っている。

尚、当記事中の商品へのリンクはAmazonアソシエイトへのリンクが含まれています。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ていますのでご了承ください。

souichirou

やった事を忘れない為の備忘録 同じような事をやりたい人の参考になればと思ってブログにしてます。 主にレゴ、AWS(Amazon Web Services)、WordPress、Deep Learning、RaspberryPiに関するブログを書いています。 仕事では工場に協働ロボットの導入や中小企業へのAI/IoT導入のアドバイザーをやっています。 2019年7月にJDLA(一般社団法人 日本デイープラーニング協会)Deep Learning for GENERALに合格しました。 質問は記事一番下にあるコメントかメニュー上部の問い合わせからお願いします。

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2件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    ハブミニとリモコン設定の参考にさせていただきました!
    1つ困っていることがあるのですが、ハブミニ経由で霧ヶ峰エアコンの電源を入れた後、純正リモコンの操作(温度変更や情報取得)をするとエアコンの電源が落ちてしまいます。それは仕方ない仕様なのでしょうか?

    • souichirou より:

      Hub Mini経由で電源を入れた時に、リモコン側では「電源が入っていない」と認識している事が原因の様ですね。
      ただ自分の霧ヶ峰では温度変更の操作をすると電源OFFでは無くて「無効な操作です」の表示が出ます。
      リモコンで電源ONに相当する「AI・自動」ボタンを押した後であれば温度変更の操作を受け付けます。
      情報取得のボタンも同様ですね。
      もしかしたら機種によっては動きが違うかも知れません。

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