VirtualBoxで64bitOSを起動しようとしたらエラーになった件
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VM環境で64bitOSを起動
過去記事の手順に従ってWindows10環境にOracle VirtualBoxをインストールして、Ubuntu Server 16.04 LTS 64bitを起動しようとしたらエラーになった件について分かったことを書いておく。
環境
尚、試した環境は以下の通り。
端末 | HP EliteBook Folio G1 |
プロセッサ | Intel(R) Core(TM) m5-6Y54 CPU @ 1.10 GHz |
ホストOS | Windows10 Pro |
VirtualBox | Oracle VirtualBox 6.1.4 r1 36177 |
ゲストOS | Ubuntu 16.04 Server amd64 |
状況
isoファイルを指定してUbuntuを起動しようとした所、「仮想マシンのセッションを開けませんでした」と表示されて起動ができなかった。
原因
BIOSでのVirtualization Technologyの設定がオフになっているとVM環境で64ビットOSを起動できないの記述を見つけたのでBIOSの設定変更を行うことにした。
対応方法
BIOSメニューの表示
パソコン起動時にF10を押下するとBIOSメニューが表示されるので「詳細設定タブ」に移動する。
システムオプション
システムオプションを選択する。
Virtualization Technology
Virtualization Technology(VTx)とVirtualization Technology for Directed I/O(VTd)にチェックを入れる。
Virtualization Technologyは「インテルによって開発された仮想化支援技術のことで仮想マシンによる複数のOSの並行動作をより効率的に行うための支援技術」とある。(Wikipediaより)
非チェックでも効率的に動作しないだけでOSの起動ぐらいはしそうなものだがそうでも無いので、ここは大人しくチェックをしておく。
64ビットOSを動作させるだけであればVTxにチェックを入れるだけで動作はした。
VTdはI/O処理の仮想化を支援する機能で利便性や性能が向上するとの事なのでチェックを入れておいた。
変更を保存
変更を保存して起動した所、Ubuntu Server 64BitがVirtualBoxで無事に起動した。
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