Google Analytics Dashboard for WPプラグイン(後編) ~WordPressでブログを始める~ | そう備忘録

Google Analytics Dashboard for WPプラグイン(後編) ~WordPressでブログを始める~

前回の「oogle Analytics Dashboard for WPプラグイン(中編)」の記事

Google Analytics Dashboard for WPプラグインの後編の記事。

量が多いので前編中編、後編と3つに記事を分けた。

「トラッキングコード」「トラッキング除外タブ」以降の設定。

トラッキング除外タブ

トラッキング対象外にするユーザをチェックする。

何もチェックをしていない(全てのユーザをトラッキングする)

Google Analytics Dashboard トラッキング除外

拡張設定タブ

高度なトラッキング

Google Analytics Dashboard 高度なトラッキング

サイトの速度のサンプルレート

1%を指定した。

Google Analyticsにて「行動」「サイトの速度」「ページ速度」でユーザのページの読み込み速度が集計できる。

※遅いページは対策が必要

その際のサンプリングする率を指定する。

ヘルプによると普通のサイトであれば1%で充分。トラフィック料が少ないサイトはこの値を大きくすることにより正確が集計ができる、とある。

Google Analytics サイトの平均読み込み時間

ユーザーのサンプルレート

100%を指定した。

つまり全ユーザを対象としてサンプリングをしている設定。

ヘルプによるとGoogle Analyticsの処理制限内に収まらない大規模サイトはこの値を小さくする、とある。

IP アドレスの匿名化

OFFにした。

各国で必要なプライバシー保護法を遵守する時にオンにするとある。

IPアドレスの記録がプライバシー保護法に違反する国の場合、ONにするという事なのか。。。

ユーザーオプトアウトの対応を有効化

OFFにした。

よく分からなかったのでOFF。

ユーザが自らトラッキングをオプトアウト(拒否)する機能なのかも?

Do Not Track ヘッダーを送信しているユーザーをトラッキングから除外

 ONにした。

行動追跡拒否の意思を示す「Do Not Track」(DNT)機能をONにしているブラウザからのアクセスをトラッキングしない。

Chromeの場合は「設定」「プライバシーとセキュリティ」の「閲覧トラフィックと一緒に「トラッキング拒否」リクエストを送信する」の設定。

Chrome トラッキング拒否

ユーザー属性とインタレスト カテゴリに関するレポートを有効にする

OFFにした。

Google Analyticsの「リマーケティング」や「ユーザ属性」と「インタレスト」レポートを有効にする機能。

リマーケティングについてはGoogle Analyticsのヘルプを参照。

ユーザの属性やインタレストを有効にすると下記のような集計が可能になる。

Google Analytics ユーザ属性 年齢

Google Analytics ユーザ属性 性別

Google Analytics ユーザ属性 インタレスト

レポートの有効の仕方はGoogle Analyticsのヘルプを参照

尚、上記の集計をするにはGoogle Analyticsの広告機能を有効にする必要がある。

またGoogle アナリティクスの広告向け機能を有効にしている場合は、サイトに掲載するプライバシー ポリシーで「導入済みの Google Analyticsの広告向け機能の内容」や「オプトアウト方法」などを掲示する必要がある。

アフィリエイトと同様、そのうち試してみるつもり。

イベントを直帰率とページ滞在時間から除外する

OFFにした。

直帰率とページ滞在時間の計算にイベント(ファイルのダウンロード等)を含めるか除外するかの選択。

OFFなので除外しない=含める

拡張リンクのアトリビューションを有効にする

OFFにした。

1つのページに同じページへのリンクが複数あった時に、標準だとどのリンクをクリックされたのかが分からない。

拡張リンクアトリビューションを有効にすると判別できるようになる。

そこまで分析をしないのでOFFにした。

hitCallback でイベントトラッキングの精度を向上させる

OFFにした。

リンククリックのイベントは計測漏れが発生する事が時々ある(らしい)。

ONにしてhitCallback関数を使えばGoogle Analyticsにデータが届いたのを見届けてからリンクの遷移をするので集計が正確になる。

このオプションは

  • リンクターゲットが_blankでない
  • ダウンロードおよびアフィリエイトリンク

のみ適用される。

またコールバックタイムアウトは100ミリ秒に設定されている。

タイムアウトの設定でクリックしても遷移がされないという事を防ぐ。

また gadwp_analyticsevents_timeoutフィルタを使用してこの値を増やすことができる。

ただ前述の通り、そもそもリンククリックイベントをトラッキングしていないのでOFFにしている。

強制 SSL を有効化

OFFにした。

よく分からなかったのでOFF。

httpであってもトラッキング情報をSSL経由で送信するのではないかと想像したけど不明なので取り敢えずOFF。

クロスドメイントラッキング

クロスドメイントラッキングを有効にするはOFFにした。

複数のTLD(top level domain)をまとめてトラッキングする機能と思われる。

Google Analytics Dashboard クロスドメイントラッキング

Cookie のカスタマイズ

Cookieの属性を指定する事ができる。

どのような時に指定をするのはイマイチ想像がつかなかったので全て未指定。

Google Analytics Dashboard クッキーのカスタマイズ

Cookie ドメイン

未指定

未指定の場合は書き込んだサーバのドメインが指定される

Cookie 名

未指定

Cookie の有効期限

未指定

有効期限を設定しないとブラウザを閉じると消えてしまう。

トラッキングの為に有効期限を設定する時に使用する模様。

連携タブ

Accelerated Mobile Pages (AMP)

Accelerated Mobile Pages (AMP)はGoogleが進めているモバイル端末でのページの表示を高速化するオープンソースのプロジェクト。

AMP HTML、AMP JS(Javascript)とAMP Cacheによりモバイルでのページの表示が高速になる。

WordPressでもサイトをAMP対応をするプラグインも出ているがテーマによってはレイアウトのズレなどが発生してしまう模様。

またAMP上のユーザをトラッキングするには下記のオプションをONにすると同時にGoogle Analytics側でも設定が必要になる。

設定方法についはプラグインの作者のヘルプを参照の事。

AMPは面白そうなので、そのうち試してみるつもり。

Google Analytics Dashboard Accelerated Mobile Pages (AMP)

Accelerated Mobile Pages (AMP) トラッキングを有効にする

OFFにした。

AMP上のユーザをトラッキングする時にはONにする。

AMPは導入していないのでOFFのまま。

Google AMP Client Id API を有効化

OFFにした。

一人のユーザが通常のページとAMPのページをまたがってアクセスをした時に2ユーザと集計されない為の仕組み。

まだページをAMP対応にしていないのでOFFにしている。

E-コマース

Google Analyticsのe コマーストラッキングを使用する時の設定と思われる。

e コマーストラッキングでは商品売上、購入金額、請求先住所などを収集する事ができる。

Google Analytics Dashboard eコマーストラッキング

拡張トラッキング

e コマースサイトでは無いので「無効」のまま。

上記以外には「e コマースプラグイン」「拡張e コマースプラグイン」が選択可能。

Optimize

Google Optimizeの為のオプション。

Google OptimizeはA/Bテスト(2パターン用意して成績が良い方を判定するテスト)を実施する事ができる無償のツール。

Google Anlyticsと連携することができる。

Google Analytics Dashboard Optimize

Optimize のトラッキングを有効にする

OFFにした。

A/Bテストはそのうち試してみるつもり。今は使用しないのでOFFにしている。

Page Hiding サポートを有効にする

OFFにした。

Optimizeをロードする時にページのちらつきを抑える為にこのオプションがある。

コンテナ ID

未入力。

Google OptimizeのOptimizeコンテナIDをセットする。

エラーとデバッグ

WordPressのメニューから「アナリティクス」「エラーとデバッグ」をクリックする。

エラーの詳細

エラーコードとメッセージが表示される。

Google Analytics Dashboard エラーとデバッグ

主に以下のエラーが表示される。

Google AnalyticsのAPIエラーコード

400

BAD_REQUEST(400)

プラグインが正しく構成されていないか、または正しく使用されていないと表示される。

最も一般的な理由は次の通り。

  • 無効なパラメーター
  • 要求の形式が正しくない
  • keyExpired(期限切れ)

これらのエラーの修正にはプラグインの最新バージョンを使用しているかの確認、またはPHPエラーログも確認してみる。

401

UNAUTHORIZED(401)

資格情報のエラー。

最も一般的な理由は次の通り。

  • 無効な資格情報
  • authError(認証エラー)
  • 必須項目

「アナリティクス」「一般設定」の「承認のクリア」で一旦クリアしてからプラグインを再度承認してみる。

403

FORBIDDEN(403)

クォータ制限(ユーザ毎の各種制限)を含むアクセス権の問題。

最も一般的な理由は次の通り。

  • insufficientPermissions:アクセス権の問題。レポートを表示しようとしているビューにアクセスする権限があるかどうかを確認する。
  • dailyLimitExceeded:10,000リクエスト/ビュー/日の制限を超えている。このエラーは真夜中に自動的にクリアされる。
  • userRateLimitExceeded:1秒あたり10リクエストの制限を超えている。「拡張設定」のサンプルレートを見直す必要がある。
  • countryBlocked:サーバーが設置されている国でGoogle Analyticsが利用できるかどうかをホスティングプロバイダに確認する。
  • quotaExceeded:1秒あたり10リクエストの制限を超えている。「拡張設定」のサンプルレートを見直す必要がある。

上記の他に以下の「一般的なエラー」が発生する可能性がある。

一般的なエラー

-21

レポートを生成して表示するのに十分なデータが収集されていない。(エラーではない)

-23

レポートの取得中に問題が発生した。

詳細はGoogle Analytics – >エラーとデバッグ画面を確認する必要がある。

-24

レポートを適切に取得するためにすべての要件が満たされていない。

この場合「認可のクリア」から再度認可をして構成をチェックする必要がある。

またPHPエラーログを確認してみる。

-30

セキュリティチェックが満たされない。

ページキャッシュを空にすると解決する事もある。

-31

ユーザーに要求されたレポートを表示するために必要な権限がない場合に発生する。

適切に設定されたプラグインではこのエラーは出ないはずだが、特定の状況下で発生する可能性がある。

-32

フロントエンドウィジェット(フロントエンド設定でONにした時)で表示される。

プラグインがウィジェットオプションを取得できなかった時、このエラーが表示される。

プラグイン設定

プラグインの設定状況が表示されている。

Google Analytics Dashboard プラグイン設定状況

システム

システム状況が表示されている

Google Analytics Dashboard システム状況

以上でGoogle Analytics Dashboard for WPプラグインの設定は終了。

次回の「CONTACT form 7プラグイン(前編)」の記事に続く

souichirou

やった事を忘れない為の備忘録 同じような事をやりたい人の参考になればと思ってブログにしてます。 主にレゴ、AWS(Amazon Web Services)、WordPress、Deep Learning、RaspberryPiに関するブログを書いています。 仕事では工場に協働ロボットの導入や中小企業へのAI/IoT導入のアドバイザーをやっています。 2019年7月にJDLA(一般社団法人 日本デイープラーニング協会)Deep Learning for GENERALに合格しました。 質問は記事一番下にあるコメントかメニュー上部の問い合わせからお願いします。

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1件の返信

  1. 2022年2月28日

    […] Google Analytics Dashboard for WP プラグイン 後編 | そう備忘録 […]

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