Google Analytics Dashboard for WPプラグイン(中編) ~WordPressでブログを始める~
前回の「Google Analytics Dashboard for WPプラグイン(前編)」の記事
Google Analytics Dashboard for WPプラグインの中編の記事。
量が多いので前編、中編、後編と3つに記事を分けた。
インストール、認証、一般設定までは前編の記事を参照のこと。
Contents
バックエンド設定
権限
WordPressのメニューよりアナリティクスー>バックエンド設定をクリックする。
主にGoogle Analytics Dashboard for WP (GADWP)の動作に関する設定を行う。
統計を表示 | Administratorのみにチェックをした。 ダッシュボードに統計情報を表示する権限種別をチェックする。 WordPressの権限は以下の通り
|
ビューの切り替えを有効にする | OFFにした。 Google Analytics上で複数のビューを指定した時に切り替えができる機能(だと思う) |
投稿及びページ一覧でのレポートの表示を有効化 | ONにした。 ONにするとページ一覧にレポート表示のアイコンが表示される。 クリックをすると対象記事のアクセスレポートが表示される。 |
ダッシュボードのウィジェットを有効化 | ONにした。 ONにするとダッシュボードにアクセスレポートが表示される。 |
リアルタイム設定
リアルタイムのタブに表示するページの最大数:10(デフォルト)
レポートで「リアルタイム」を選択をするとリアルタイムでアクセスがあるページが一覧で表示される。
その時に表示するページの最大数。
地域設定
地図に表示する国 | JPを指定した。 JPを指定すると地域を選択した時の国が日本になる。 JPの設定をしないと世界地図になる。 日本語の記事なので他の国からのアクセスはスパム関連と思われるのでJP(日本)を指定した。 |
マップ API キー | Google Maps APIのキーを指定すると地図上にマーカが表示されて円の大きさと色の濃淡で地域毎のPV数が分かるようになる。 Google Maps APIの取得方法は後述 |
Google Maps APIの取得方法
価格とプラン
OSによって異なるがWEBの場合、1 日あたり最大 25,000 回のマップロードまでが無料。
APIの取得方法
Google Maps JavaScript API にログイン する。
Google Maps JavaScript APIをクリックする。
キーの取得をクリックする。
プルダウンから「Create a New Project」を選択する
ユニークな名前を付けて「NEXT」をクリックする。
しばらく待つとAPIキーが発行されるのでコピーする。
マップAPIキー欄に貼り付けて保存する。
以上でGoogle Maps APIの設定は終了。地図上にマーカーが表示されるようになる。
404 エラー報告
404 ページのタイトルに含まれる文字列
「ページが見つかりませんでした」を設定した。
- 存在しないURLを指定する。
- 表示されたページで「ソースの表示」
- titleタグを検索して中に入っている文字列をコピーする
フロントエンド設定
WordPressのメニューから「アナリティクス」「フロントエンド設定」をクリックする。
フロントエンド側でアクセスレポートを表示する時に設定する。
統計を表示 | Administratorのみにチェックをした。 フロントエンドに統計情報を表示する対象者をチェックする。 以下、WordPressの権限
|
Web ページのフロントエンドにレポートを表示する | OFFにした。 |
Google Analytics トラッキングコード
基本設定
WordPressのメニューから「アナリティクス」「トラッキングコード」をクリックする。
「基本設定」「イベントトラッキング」「カスタム定義」「トラッキング除外」「拡張設定」「連携」と6つのタブに分かれている。
基本設定はトラッキングの種類やトラッキングコードの位置などを指定できる。
プラグインの製作者のページを参考にした。
トラッキングの種類 | アナリティクスを指定した タグマネージャー、無効(非推奨)が指定できる。 |
コードの位置 | HTML Headを指定した。 HTML Bodyを指定するとトラッキングコードがフッターに移動する(とヘルプにはあった) |
イベントトラッキング
ファイルのダウンロードやスクロール率などのイベントをトラッキングする為の設定。
例えばリンクのクリックイベントをトラッキングする為に通常は、
<a href="http://test.jp/" onClick="ga('send', 'event', 'Link', 'click', 'test.jp');">ここをクリックするとテストページへ移動</a>
の様に onClick以下にトラッキング用のコードを埋め込む必要がある。
Google Analytics Dashboard for WPではスイッチのオン、オフでトラッキングを切り替える事ができる。
ダウンロード、メールリンク、電話リンク、アウトバウンド リンクをトラッキング | オフにした。 オンにすると左記のイベントをトラッキングできる。 試しにオンにした後、Google Analyticsにログインをして「レポート」「リアルタイム」「イベント」を表示。 別端末から記事中の外部リンクをクリックしてみると、outboundイベントがトラッキングされた。 ただ、今の所、ダウンロードもメールリンクも電話リンクも記事中に無いのでトラッキングするにしても外部リンクだけなのでとりあえずオフにしている。 |
アフィリエイトリンクをトラッキング | オフにしている。 そのうち、アフィリエイトも試してみるつもり |
リンクでフラグメント識別子、ハッシュマーク(#)をトラッキング | オフにしている。 文章中の特定に位置に移動するリンクをトラッキングする時にオンにする。 |
フォームの送信アクションをトラッキング | オフにしている。 今の所、フォームから何かを送信する事は無いので。 |
ページスクロール率をトラッキング | オンにした。 オンにするとページのスクロール率をイベントでトラッキングできる。 Google Analyticsにログインをして「レポート」「リアルタイム」「イベント」を表示するとScroll Depthイベントでトラッキングされていた。 |
ダウンロードの正規表現 | ダウンロードファイルをトラッキングする際の対象ファイルの拡張子を正規表現で指定する。 |
アフィリエイトの正規表現 | アフィリエイトリンクをトラッキングする際の対象を正規表現で指定する。 /out/、 /redirect/、 /go/など特定のパターンと一致する場合、トラッキングができるとヘルプにはあった。 |
コードの位置 | HTML Headを指定した。 前述のHTML Bodyも指定可能 |
カスタム定義
Google Analyticsのカスタムディメンションを設定することができる。
カスタムディメンションとはGoogle Analyticsが標準で用意していない次元(分析軸)を独自で作成することができる機能。
以下の分析軸を独自に作成することができる。
- 作成者
- 投稿年
- 投稿月
- カテゴリー
- ユーザタイプ
- タグ
ディメンション(次元)とはGoogle Analyticsでの下記の赤枠の部分。
下記の例ではユーザタイプ(新規かリピーター)で集計している。
試しにカテゴリーとタグにカスタムディメンションを設定してみる事にする。
1.まずはGoogle Analyticsにログインして左下の歯車アイコン(管理)をクリック後、カスタム定義を選択。
2.カスタムディメンションをクリック
3.新しいカスタムディメンションをクリック
4.名前を「カテゴリ」、範囲を 「ヒット」にして作成ボタンをクリック。
範囲は以下の選択が可能。
ヒット | 特定のクリックやPVによってディメンションを作成する時に使用する。 |
セッション | ある特定の行為をしたセッション毎にディメンションを作成する時に使用する。 例えばログイン行為をしたユーザとしていないユーザ。 ログインをしたユーザはそのセッション中はログインをしたユーザとして分類される。 |
ユーザ | ユーザの種類(会員/非会員など)によってディメンションを作成する時に使用する。 |
商品 | 商品の明細単位でディメンションを作成する時に使用する。 例としてはECサイトで商品の色やサイズが選べる時に色やサイズで分析をしたい時など。 |
※ちなみにユーザタイプ以外は「ヒット」を選択すると製作者のサイトのヘルプにあった。
5.このディメンションのサンプルコードが表示されるので赤枠を記憶(カテゴリーはdimension1)しておいて「完了」ボタンをクリックする。
6.「タグ」も同様に作成する。
無償のGoogle Analyticsだと20個のカスタムディメンションまでしか作成ができないので、下に「残り18個のカスタムディメンション」と表示されている。
7.WordPressに戻って「カスタム定義」タブにてカテゴリーとタブで対応するインデックス番号のディメンションを選択して「変更を保存」する。
8.新しく追加したカスタムディメンションはGoogle Analyticsの様々な所で表示される様になる。
例1)セカンダリディメンションでカスタムディメンションを設定
「行動」「サイトコンテンツ」「すべてのページ」
「セカンドディメンション」の「カスタムディメンション」に先程追加した「カテゴリー」と「タグ」が追加されるようになる。
例2)新しいセグメントカスタムディメンションを設定
他には同じく「行動」「サイトコンテンツ」「すべてのページ」
「すべてのユーザ」、「新しいセグメント」をクリック
「条件」「カスタムディメンション」で「カテゴリー」と「タグ」が追加されている。
例3)カスタムレポートでカスタムディメンションを設定
「カスタム」「カスタムレポート」「新しいカスタムレポート」「ディメンションを追加」「ディメンション」に「カテゴリー」と「タグ」が追加されている。
記事が長くなったので一旦終了。
「トラッキングコード」「トラッキング除外」タブ以降は次回Google Analytics Dashboard for WPプラグイン(後編)へ続く。
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