WordPressのプラグインのUpdraftPlusのバックアップ中にエラーが表示された件
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UpdraftPlusでエラー表示
このブログは AWS(Amazon Web Services)の Linux(Ubuntu 18.04 LTS)にWordPressをインストールして書いている。
記事及び画像のバックアップは WordPress のプラグインの UpdraftPlus を使って週に一回行っている。
バックアップが終了すると指定されたメールアドレスにバックアップ結果が送られてくるのだが「バックアップは完了したが警告が発生した」との微妙な内容のメールが送られてきた。
- 最新の状態:バックアップは確実に成功(注意あり)し完了しました
- 警告が発生:zipエラーが発生しました。詳細はログを確認してください
環境
尚、現在(2021年5月14日時点)の当方の環境は以下の通り。
Server | AWS(Amazon Web Services) インスタンスタイプ:t2.small |
Server OS | Ubuntu Server 18.04 LTS |
ディスク | 16.0 GByte |
CMS | WordPress 5.7.2 |
バックアップ | UpdraftPlus Ver 1.16.56 (無料バージョン)にてデータベース、イメージ等のデータをGoogle Drive にバックアップしている |
ログの確認
メールにログが添付されていたのでダウンロードして確認する。
確かにバックアップの途中で zipファイルに関するエラーが複数回、発生している。
尚、ログはWordPressの管理画面から、設定ー>UpdraftPlus バックアップから「ログを表示」ボタンでも表示が可能だ。
エラーメッセージは “The attempt to close the zip file returned an error”(zipファイルのClose時にエラーが返された)との事。
他の日のログと比較してみたが、この様なエラーは発生していなかった。
原因究明
上記のエラーメッセージで検索をかけた所、UpdraftPlus の本家のサポートページが引っかかった。
どうやらバックアップを実行する十分な空きスペースがサーバーに無い時に上記の様なエラーメッセージが表示される模様。
そこでAWSサーバーに接続してターミナルから df -h コマンドで空き容量を確認した所、3.4G の空きがあった。
一見、これだけ空き容量があれば十分な様にも感じられたのだが空き容量をモニタリングしながら手動でバックアップを実行した所、空きは 319M まで下がった。
バックアップ操作の中でデータベースやデータ(画像など)を zip で圧縮しながら一時的にサーバーに保存するのでそれなりの空き容量が必要になってくるのだと思われる。
このブログも記事数が385件(2021年5月14日 現在)と、そこそこの量なのと画像も多いので十分な空き容量が無いとエラーが発生してしまう事が分かった。
一時ファイルはデフォルトの設定の場合、 /wordpressのディレクトリ/wp-content/updraft に保存される。
尚、このファイルはバックアップが正常に終了すると削除される。
対策
以前にも行ったことのある「AWS EBSの拡張(Ubuntu 16.04 LTS)ディスク容量の不足」の記事の内容に従ってAWS上でEBSの拡張を行い、16GB → 32GB に拡張した。
詳しい手順は上記のリンク先の内容を参照して欲しいのだが容量を32GBに増やしたので空きが19Gになった。
その後、手動でバックアップ操作を行った所、警告メッセージが表示されずに正常終了した。
終わりに
以上で今回の記事は終了する。
この記事が何処かで誰かの役に立つことを願っている。
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