WordPressを5.5にバージョンアップした
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WordPressのバージョンアップ
ここ数日WordPressの管理画面で”WordPress 5.5 が利用可能です ! 今すぐ更新してください。”のメッセージが表示されていたのでバージョンアップを行った。
いきなりバージョンアップを行ってページが表示されなくなったりしても困るので事前にVM環境を用意してテストを行い問題が無いことを確認してからバージョンアップを行っている。
更新手順
WordPressの管理画面からダッシュボード、更新のページに”WordPressの新しいバージョンがあります。WordPress5.5.jaに自動更新できます”と表示されているので「今すぐ更新」ボタンをクリックする。

更新自体は特に問題なく直ぐに終了した。
環境
当方のWordPressが動作している環境は以下の通り。
Server | AWS(Amazon Web Services) EC2(Elastic Compute Cloud) |
インスタンスタイプ | t2.small |
CMS | WordPress 5.4→5.5にバージョンアップ |
5.5の主な変更点
画像の遅延読み込み
デフォルトで画像の遅延読み込みがサポートされた模様。

ページの読み込みの際に全ての画像を読み込んでからページを表示すると、例えばページの下の方のスクロールしないと表示されない画像まで全て読み込まないとページが表示されない。
その為、ページの読み込みが待たされる事になるが遅延読み込みを行うと画像は全て読み込まなくてもとりあえずページを表示してスクロールするタイミングで後から画像を読み込む事になる。
最初に長時間待たされるか、後からちょっとづつ待たされるかの違いでページの最後までスクロールすればトータル時間は同じようにも思うのだが体感的には後者の方が早く感じる。
今まではa3 Lazy LoadやJetpackなどのプラグインで対応をしていたのだがWordPress単体で対応するようになった。
Jetpackでの遅延読み込み
複数の便利な機能をパックにしたプラグイン、Jetpackでも同様の機能は以前からあった。
しかしなぜか当時の自分の環境では遅延読み込みをオンにするとスクロールしても画像が読み込まれずに白いままになってしまったので遅延読み込みはオフにしていた。
今回はWordPress側の機能という事もあり問題なく遅延読み込みが機能していた。
記事ページの画像部分のソースコードを表示させてみると、loading=”lazy”のコードが追加されていた。
サイトマップ
XMLサイトマップの自動生成機能が追加された。
XMLサイトマップはSEO対策のひとつで検索エンジンに対して自サイトの更新情報やサイトマップを知らせて検索しやすくする為の機能。
今まではGoogle XML SitemapsやJetpackのプラグインでサイトマップを生成していたがWordPressの標準機能に組み込まれた。
https://ドメイン名/wp-sitemap.xml
にサイトマップが生成されるとの事だがバージョンアップ後、しばらく待ったが作成されない。
JetpackのプラグインのXMLサイトマップをオンにしていると生成しないとの記事も見たが、自分は元々Jetpackのサイトマップ機能はオフにしてGoogle XML Sitemapsを使っていた。
もしかしたらGoogle XML Sitemapsを無効化しないとWordPressのサイトマップは有効にならないのかも知れない(未確認)
しかしGoogle XML Sitemapsプラグインの方が重要度や更新頻度、日時の情報を付加出来たりサイトマップに載せないページが指定できたりと、より細かい指定ができるので標準機能に切り替えるかはもう少し様子を見たいと思う。
セキュリティ
セキュリティ対策の一環としてプラグインとテーマに「自動更新を有効化」のボタンが追加表示されるようになった。


確かにセキュリティ的には速やかに最新バージョンを適用したほうが良いのだろうがメジャーバージョンアップの際には事前にテスト環境でバージョンアップ後の動作を確認したい事もあるので自動更新は良し悪しの様に思う。
ざっとプラグインを眺めたのだが特に自動更新がふさわしいプラグインは見当たらず、有効にはしていない。
ブロックエディタ
ブロックエディタに新しいパターンが追加された。
ボタン、カラム、ギャラリー、ヘッダー、テキストに分かれており主に視覚効果を高めた部品が多いように思う。
こちらについてはいずれもう少し詳しく見ていきたいと思っている。

以上で今回の記事は終了とする。
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